「えいや! 」
わたし自身がそうだった(今も含めて)から
引き寄せてしまうのかもしれませんが、
「自分のネガティブな思考を変えたい」
と切望する人によく出逢います。
ネガティブな思考の人は、
自覚があろうと、
なかろうと、
総じて行動化が緩いように感じます。
察するに、
スタートでいろんなリスクを想定するからのように思います。
例えば、
陸上の短距離選手がレースに出た時、
スターターピストルがなっても
スタートラインでクラウチングスタートの構えをしたまま、
「あのカーブで転ける可能性がある」
「隣のコースの選手は手強そうだ」
「順位が下の方だったらどうしよう」
「この構えで、ちゃんとスタートが切れるかな」
などと、考えている感じです。
考えることが多すぎて、とてもスタートを切れない。
そして、果てしなく
先の損失の可能性を考え、
動けずにいる。
かつてのわたしがそうだったように。
例えば自分の場合は、
そこから抜け出して、わかることがありました。
例えば、
・走ってから気づくこと
・走ってからわかること
あれこれと考えているよりも、
まず走った方が、
はるかに多く且つ、現実的な学びを体得できました。
今となっては、
「えいや!」で行動できるかどうかだと
思っています。
ただ想定する(あれこれと思いを巡らせてみる)うちは
何も変わらなくて、
行動をしてみて、
ようやく検討する具体的なものを見つけられたし、
「いま目の前のこと」に対応できるようになりました。
えいや!
で、始めます。
「自分のネガティブな思考を変えたい」
と切望する人に、この話をすることがありますが、
「そうは言ってもね」と返事。
いろいろと考えることがあるようです。
どうやら「考えるのが好き」みたいです。
その「好き」から距離を置いてみると、
別の「好き」が手に入るかもしれません。
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では、またです。 ま。