「うる覚え」?それとも「うろ覚え」?辞書で確認したことから、
・思わぬ発見
・新しい視点に気づく力
について、思うことがありましたので、シェアします。
先日、会議で「うる覚え」という言葉が出てきました。
その瞬間、「あれ、私はずっと『うろ覚え』だと思ってたけど、実は『うる覚え』が正しいのかな?」
と自信が持てなくなりました。
もしかして、今まで間違えて覚えていたのかもしれない…
そう思い、辞書で調べてみることに。
辞書には「うろ覚え」と出ていました。
「これまで間違えて覚えていたのかと思ったら、うろ覚えで良いのだ」と、
ちょっとした安堵感を覚えました。
そして、
そして、話はここからです。
さて、
このエピソードをきっかけに、
私は「うろ覚え」とはどういう意味なのか、
また「間違えて覚えていた」という状態とどう違うのか、
を改めて考えたのです。
何が幸いするかわかりません✨
「間違えて覚えていた」とは?
「間違えて覚えていた」というのは、
正しい情報とは異なる内容を記憶している状態のこと。
たとえば、歴史の年号を違う数字で覚えていたり、
誰かの名前を別の名前と混同して記憶してしまったりするような場合。
この状態では、他の人に話すと「それ、違うよ」と指摘されることもあり、
自分では正しいと思っていただけに驚きが大きいものです。
(これについては、日常で頻発しているわたしです😰)
「うろ覚え」とは?
一方、「うろ覚え」は、
情報自体は正しいのだけれど、その内容が曖昧で自信を持って言えない状態。
たとえば、昔観た映画のタイトルが思い出せなかったり、
友人の誕生日が何日だったかはっきりしなかったりするようなケースです。
記憶の断片はあるものの、
完全に思い出せないという状況が「うろ覚え」。
今回の「うろ覚え」と「うる覚え」も、同じような体験です!
言葉の響きが似ていても、
わたしたちは、正確には違っているものを思い込んでいることがあります。
😅わたしの場合は、諺あるある、熟語あるある、でございます。
「うろ覚え」に気付くのは良いこと!
今回のように、「あれ?間違えてたかも?」と気付いたことで、
実は自分の記憶が曖昧な「うろ覚え」だったと分かることも多いものです。
このような「うろ覚え」に気づくことは、
学び直しのチャンスでもあります。
間違えて覚えていたわけではなくても、
「もう少し確かな記憶にしたい」という意識が生まれるのは、
知識の向上につながる良い機会です。
そして、リーダーや、研修講師に
ぜひ持っていて欲しい感性だと思いました。
なぜ、リーダーや研修講師にこの感性があると良いのか。
リーダーや研修講師にとって、「思わぬ発見」や「新しい視点に気づく力」は、成長し続けるための必須の感性です。
この「うろ覚えエピソード」では、
「うろ覚え」と「うる覚え」を辞書で確認したことが、意外な発見や新たな気づきをもたらしています。リーダーや研修講師も、「これは正しい」という思い込みや、過去の経験だけに頼らず、「実はこうかもしれない」と常に学ぶ姿勢を持つことで、新しい視点を得られます。
このような感性は、部下へのアプローチにも応用でき、相手の視点や考え方を尊重しながら柔軟に指導する工夫につながります。さらに、研修の設計(組み立て)においても、多様な視点を取り入れることで、参加者がより深く学び、気づきを得られるような内容を構築できるでしょう。
学びに対する好奇心があれば、最新の知識を取り入れ、柔軟に思考を更新できるのです。
また、思い込みに気づき、それを素直に訂正し、調べて確認する姿勢は、
変化を柔軟に受け入れる力に繋がります。
思い込みを検証し、正しい知識を積極的に取り入れることで、
常に最適な判断や指導が可能になります。
自己の知識や判断を改善し続ける姿勢は、リーダーシップや教育者として重要です。
「うろ覚え」を克服するためのポイント
もし皆さんも「うろ覚え」状態が気になったら、
という視点で、以下のポイントをシェアしたいと思います。
- 気になったことはすぐに調べる
曖昧なままにせず、調べて正確な情報を得るようにする。
今はスマホでどこにいてもすぐに検索できますね。 - メモを取る
必要だと思った情報はメモに残す。
曖昧な記憶でも、後から見返すことができる(「後で見直す」が必要)。 - 定期的に復習する
新しく覚えたことをしばらく時間を置いて確認することで、
記憶がしっかりと定着する。
「うろ覚え」だと思っていた記憶が、本当に正しいかを確認することは、知識を深める良い機会です。この先、「これって、あれで良いんだっけ?」と思う場面があったら、
今回のエピソードを思い出していただけると嬉しいです!
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