前提が誤っているのに、結論だけが一見正しく見えるケースは、
日常の中でよくあるように思います。
だからこそ、「その結論に至るまでの道筋を確認すること」の大切さに
気づいておくことが必要だと感じます。
こういった視点を持つと、ちょっとした思い込みにも
自然と目が向くようになってくるものですよね。
ちぴぃヒラサワの例
私自身も、たとえば「派手な人は気も強い」と思い込んでしまうことがあります。
けれど、これは本当に正しい判断なのでしょうか?
一度立ち止まって考えてみると、
見た目と内面には実際それほど直接の関係はありません。
確かに、派手な装いをしている人は、
自信がありそうに見えることもあるかもしれません。
でも、気の強さや意志の強さはむしろ内面的なものであり、
見た目だけで判断するのは違うかもしれないと感じます。
こうした決めつけに気づくと、
その人の本当の性格や繊細さを、
もっと深く理解できるようになるのではないでしょうか。
あるある例
また、「英語が話せる人は、皆学力が高く、コミュニケーション力もある」という判断も、
似たような例です。
英語を流暢に話せる人には魅力を感じますし、
そのおかげで豊かな交流ができるかもしれません。
でも、英語力がそのまま学力やコミュニケーション力と結びつくわけではなく。
実際、英語が得意でも内気な人や、
学問にはあまり興味を持っていない人もいます。
こうした場合も、
ただ一つのスキルに基づいてその人を判断してしまうのは
少しもったいない気がします。
確認作業は、トレーニングになる
こうして考えてみると、結論に飛びつく前に
「その前提が本当に正しいのかな?」
と自分に問いかけることが、
いかに大切かが分かってきます。
何気ない思い込みに惑わされず、本当に大切なことを見極めるために、
少し立ち止まって考える時間を持つこと。
こうした心がけが、私たちの判断をより温かく、
確かなものにしてくれるのだと思います。
そして、その積み重ねが、
周りの人と誠実に向き合うための土台になっていくのかも!☺️です。
思わぬ問題が生じることも
一方で、リーダーがこのような理解を持たず、
前提を確認せずに結論だけを追いかけてフォロワーに関わると、
思わぬ問題が生じることがあります。
誤った思い込みや表面的な判断が積み重なることで、
フォロワーの本来の良さや個性が見えなくなり、
その人を本質的に理解する機会を失ってしまうのです。
たとえば、リーダーが「大人しい部下は自分から意見を言わない」と決めつけてしまうと、
部下が本当は優れた意見を持っていても、
それを引き出す機会が失われてしまうことになりかねません・・・。
また、そのような状況ではフォロワー側も、
リーダーに本音を話しにくくなり、
信頼関係の構築が難しくなるかもしれません。
相手を成長させるすごいリーダー
リーダーシップとは、ただ指示を与えるだけではなく、
相手を理解し、成長をサポートすることでもあります。
だからこそ、思い込みに惑わされずに相手を見る力がリーダーには求められているのだと感じます。
実は、昨日参加したビジネス実践会で
そのリーダーシップ力を持った人の話を聞きながら、
このことを考えていました。
その方の内容を、明日自分が実践するテーマが潜んでいる!と思って
食らいついて聞いていたのですが、
終わった後に、
「この人は、思い込みに惑わされずに相手を見る力がすごいんだ、だから内容もスルスル入ってくるんだ」と感じました。
(この解釈自体、いつもの私のズレズレ解釈で、もっとすごいものを潜ませている方なのかもしれませんが😰)
結論に飛びつく前に前提を問い直す習慣を持つ
いずれにしても、私たち一人ひとりが、
結論に飛びつく前に前提を問い直す習慣を持つことで、
より深い信頼や理解が生まれるのだと思います。
わたしも、自分の枠組みを超えて
そのスキルを自由自在に操れる領域に行きたい!
そして、それができるリーダーのチームは、
チームの中で温かみのある関係が築かれ、
お互いに成長を支え合える環境が作られるのだと思いました。
理論やデータではない実践のリーダーシップトレーニング、
やはり必要だ!(わたしにも!!!!)と思いました。
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