今日はドストライクなコラムテーマです。
「リーダーシップ」と「マネジメント」は、
よく似たものとして扱われがちですが、実はそれぞれ異なる役割があります。
この二つの違いをしっかり理解することは、
組織やチームの成長にとって非常に重要です。
今回は、リーダーシップとマネジメントの違いを簡単な例を交えながら
ご紹介したいです!
リーダーシップの具体例
リーダーシップとは、
メンバーが自ら進んで行動できるように支えたり導いたりする力です。
例えば、あるプロジェクトで締め切りが近づいてきて、
メンバーの疲れが見えてきたとしましょう。
このときリーダーが
「少し休憩を入れて、みんなでコーヒーでも飲みながらアイデアを出し合うのはどうだろう?」
と提案したらどうでしょうか。
ただ作業を進めるだけではなく、
チーム全体がリラックスして活力を取り戻せる環境をつくることができます。
私も、研修や現場でこのような「ちょっとした声かけ」をするリーダーの姿勢に触れることがあり、その場にいる皆が安心感を持ち、自然と積極的な意見を出せるようになる場面を多く見てきました。
こういう所作は、すぐに真似てみる!に限ります。(ちぴぃヒラサワのおすすめ!)
マネジメントの具体例
一方で、マネジメントは
業務を効率的に進めるための管理の役割を担っています。
先ほどと同じプロジェクトを例に取ると、
マネジメントでは「誰がどの作業を担当し、どのくらいの時間を使うか」
といったタスクの分担を決めたり、進捗を確認したりすることが含まれます。
例えば、「Aさんは企画を担当し、Bさんはデザインをお願いしよう。進行が遅れている場合には、他のメンバーと協力し合おう」というように。
作業の役割や計画を整理することで、チーム全員がスムーズに作業に集中できる環境を整えるのがマネジメントです。チームの進行管理をしっかり行うことで、締め切りにも間に合わせることができます。
リーダーシップとマネジメントの違いとバランス
リーダーシップとマネジメントは、どちらもチームの成功には欠かせません。
リーダーシップが「チームを導き、やる気を引き出す」役割であるのに対し、
マネジメントは「タスクを管理し、全体を円滑に進める」ための役割です。
この二つがうまく機能することで、
組織は成長し、メンバーの力を最大限に引き出すことができるのです。
実際、私もチームのバランスが整っているときに、
メンバー全員が生き生きと仕事に取り組んでいる場面に多く立ち会ってきました。
たとえば、リーダーがプロジェクトの大きな方向性を示し、
メンバーにやる気を引き出す声かけをしながら、
マネージャーが日々の進行管理を行うことで、
チームは目標に向かって一丸となり、成長を実現します。
リーダーシップはスキルであり、誰でも身につけられる
リーダーシップは、
「特別な才能が必要」というものではなく、
技術の一つとしてトレーニングで磨くことができます。
実際、研修やコーチングを通して「リーダーシップを学ぶ」という場面に多く関わってきましたが、
スキルとしてのリーダーシップを学び、実践を重ねることで、
誰でも効果的にリーダーシップを発揮できるようになります。
たとえば、「声をかけるタイミング」や「メンバーの意見を引き出す方法」など、
小さなテクニックの積み重ねが、
メンバーのモチベーションを高め、
周りの人たちを動かす力になります。
こうした技術は、最初は難しく感じるかもしれませんが、少しずつ意識して取り入れていくことで、次第に自然な形で発揮できるようになります。
「できる人だけができる」というものではなく、意識と実践の積み重ねによって、誰もがリーダーシップを身につけることができるのです。
リーダーシップの重要性
特に、リーダーシップが大切になるのは、組織に変革が求められる場面です。
私自身、ある組織改革のプロジェクトに外部要員として携わった際、
リーダーが「私たちはどこに向かっているのか」をしっかり示し、
メンバーが安心して前に進める環境をつくるサポートをさせていただきましたが、
それは成功の鍵になりました。
そのリーダーは、周囲の声に耳を傾け、「一緒に進んでくれる」存在でした。
(特によく共感を示していた)
それと、イライラしていなかった。
(これ結構ポイントでした。スピードが早いのとイライラしているのとは違う)
リーダーが道しるべとなることで、
チーム全体が一体感を持ち、成長していく姿が見られました。
また、リーダーシップは
「ただ指導する」だけではなく、メンバーが困難に直面したとき側にいる、一緒に取り組む、という姿勢でもあるようです。(いえ、あります)
たとえば、部下が失敗した際、「この経験から得られること、これから得ていくものを考えよう」
と共に取り組むのもリーダーシップの一環です。
こうして、自分も一緒に成長していく姿勢を見せることで、チームの信頼関係が深まります。
ということで、リーダーシップとは
リーダーシップとマネジメントは、
どちらも組織運営には欠かせない役割です。
マネジメントは業務を「回す」ための力です。価値を効率化においています。
リーダーシップは人を「動かす」力です。価値を革新においています。
部下やメンバーが自発的に力を発揮できるような場を提供するために、
リーダーシップの要素を少しずつ意識してみるのもおすすめです。
リーダーシップは、日常の小さな行動からも育まれます。
「一緒にやってみよう」と声をかけたり、
部下の成長を温かく見守る姿勢が、
リーダーとしての信頼と影響力を築いていくのです。
そして、このリーダーシップはトレーニングによって誰もが身につけられるスキルであり、学ぶことでさらに磨かれていく技術でもあります。誰もが獲得し得るものなのです✨
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