今日の内容は、自戒を込めて書きます。思い当たる節が多くあり、猛省のわたしです。
リーダーとしてチームをまとめる立場にあると、部下の言葉の裏にある「背景」を読み取る力が必要だと考える人も多いのではないでしょうか。確かに、相手の状況や感情を察する想像力は、優れたリーダーに求められるスキルの一つです。しかし、これが行き過ぎて「妄想力」になり、相手の言葉を勝手に解釈してしまうと、コミュニケーションがすれ違い、チームの信頼が揺らぐ原因になりかねません。
「背景を読もうとすること」と「言葉をしっかり聞くこと」は、似ているようで全く異なります。本稿では、「妄想力」を発揮しすぎて部下との関係が悪化するリーダーの例を挙げつつ、相手の話を正確に聞くことの重要性を一緒に考えてみたいと思います。
「勝手な解釈がチームの信頼を壊す理由」
まずは、なぜ勝手な解釈が問題なのかを考えてみます。
部下が言葉を選んで丁寧に伝えたにもかかわらず、リーダーがその背景を読んで「本当はこういう意図なんだろう」と思い込むと、部下の話の内容そのものが歪められてしまうことでしょう。その結果、部下は「自分の話をちゃんと聞いてもらえない」と感じるかもしれません。そうなると、リーダーへの信頼を失う可能性が考えられます。
例えば、部下が「この業務は専門外なので、他の人を主担当としてご検討いただけませんか」と上司に相談したとしましょう。上司はこの発言を「よく聞く」のではなく、「つまり、何を言いたいのかな」「つまり、メンバーの真意はどこにあるのだろう」と背景ありきでそれを探ろうと躍起になっているとどういうことが起こるでしょうか。
例えば、背景を勝手に妄想してしまい「ああ、この仕事が嫌なんだな。挑戦する意欲がない人だ」と思う(思い込む)かもしれません。しかし、部下は真剣に業務のクオリティやチーム全体の成果を考えて提案しているならば、上司は部下の懸命な訴えを軽んじているということになるでしょう。
相手が話している内容に耳を傾けず背景や周辺情報に気を取られ、妄想し、決めつけてしまうと、部下の真意をくみ取ることができなくなってしまいます。その結果、誤解が生まれてしまいます。
「背景を読んでしまったリーダーの失敗例」
とあるリーダーの失敗談をご紹介します。(わたしだったりなんかして😰)
そのリーダーは、自分のチームが他部署からの評価を得ることに非常に敏感でした。ある日、メンバーから「このプレゼンの準備期間が短すぎて十分な資料が作れそうにありません」と相談がありました。しかし、リーダーは「部下はただ負担を減らしたいだけだ」と判断し、「いやいや、やる気がないんじゃ困る」とプレッシャーをかけてしまいました。
結果、メンバーは過剰にストレスを抱え、プレゼンの出来も期待外れに終わりました。本来であれば、メンバーが伝えた「準備期間が短い」という事実を受け止め、状況に応じてサポートするのが適切だったろうと思います。
このケースでは、リーダーの「背景を読む妄想力」が裏目に出てしまい、チーム全体に悪影響を及ぼしました。
「聞いているようで聞いていないリーダー」
「自分はちゃんと聞いている」と思っているリーダーでも、実際には「聞いているふり」になっていることがあります。(身に覚えがあるちぴぃヒラサワ😰)
例えば、相手の話を聞きながら「次にどう答えようか」と考えたり、「これはどんな裏の意図があるんだろう」と推測を優先してしまうことです。
そして誰もいなくなった
と、いうようなことが起こってしまうかも、しれません。
これは決して過剰な反応ではなく、起こりうることと捉えてすぐに改善に取り掛かるテーマだと思います。
推測をしがちで、妄想力が強い傾向を持つリーダーは、自分の頭の中で部下の言葉を加工してしまうため、結果的に的外れな対応をしてしまうことが増えてきます。これを防ぐためにも、まず相手の言葉をそのまま受け止める「アクティブリスニング」力をつけましょう。
具体的には、「その理由をもう少し教えてもらえますか?」や「こういう意味で合っていますか?」と、相手の意図を確認する質問を織り交ぜるコミュニケーションをしていくと良いでしょう。
相手の言葉をしっかり聞く
リーダーに求められるのは、背景を読もうとするよりも「相手の言葉をしっかり聞く力」です。部下の発言を丁寧に受け止め、確認をとりながら進めていくことで、誤解やすれ違いを防ぎ、信頼関係を築くことができると思います。
リーダーシップとは、メンバーと一緒に課題を解決し、共に成長していく力です。
推測が必要な場合はデータなどの事実情報に基づいて論理的に行いますが、関わりという観点では妄想力は横に置き、まずは「相手の言葉をそのまま受け取ること」を意識してみる✨。それが、良いチームワークへの第一歩です。
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