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日本中のリーダーが悩んでいること⑥目標達成に向けたチームの役割とは

「目標を達成したいけれど、チームがなかなか思うように動いてくれない…」そんなリーダーの悩み。
確かに、リーダーがビジョンを示しても、チーム全員が同じ方向を向いて進むのは簡単なことではありません。

チームの目標達成には何が必要なのか、深めてみたいと思います。

成功に導くための明確なビジョン設定

まず、目標を達成するためには「明確なビジョン」が欠かせません。
なんとなく「売上を伸ばそう」「業務改善しよう」と言っても、チームメンバーは「具体的に何をどうすればいいの?」と戸惑ってしまいます。

営業チームで「売上を増やす」という目標を掲げるよりも、「前年比20%アップを目指し、新規顧客開拓を強化する」と具体的にすることで、メンバーは方向性を理解しやすくなり、自分が何をすべきかを明確にできます。

また、ビジョンは「自分ごと」として捉えてもらうことも重要です。
「私たちがこの目標を達成すると、どんな良いことがあるのか?」を明確に伝えることで、チームの行動化に貢献できます。

ビジョンが明確で、チームメンバーが「この目標に向かって頑張りたい!」と思えるようなものになっているか、一度見直してみるのも良いかもしれません。

チーム全体での進捗確認と改善のプロセス

目標を立てたら、それを達成するための「進捗確認」と「改善のプロセス」をしっかり整えることが大切です。

「計画は立てたけど、気づいたら全然進んでいなかった…」という経験はありませんか? これを防ぐために、定期的に進捗をふりかえる場を設けることをおすすめします。

ここで、効果的なふりかえりの3つのステップを紹介します。

Step1、まずは自分でふりかえる
Step2、次にメンバーとふりかえる
Step3、ふりかえったことを整理する

実際、あるチームでは、イベント実施後の長時間のふりかえりが負担となり、メンバーの参加意欲が低下してしまった事例がありました。

その事例は、「Step2メンバーとふりかえる」だけをリーダーが実施していました。
Step2だけの実施は、「複数のメンバーの時間を取らせる」だけでなく、シェアするため時間もかかります。実際、メンバーは、毎回イベント実施後のふりかえりにかかる大きな時間をストレスに感じ、リーダーへを避けるようにまでなりました。

このふりかえりのStepについて「3つも踏むの?」と思われるかもしれませんが、一般的な仕事の手順である「準備」「実施」「自己整理」のステップと同じです。

具体的には、「現在の進捗」「課題」「改善策」「今のやり方で良いか?」など、事前に各自が整理した上で集まって、考えをシェアしながらふりかえる場を設けると、問題を早期に発見できます。シェアが済んだらあらためて、改善策を整理しておくと良いでしょう。

この過程で、リーダーは進捗が思うように進まないメンバーに対し「なぜできていないのか?」と責めるのではなく、「どうしたらうまく進められるか?」と一緒に考える姿勢を持つことが大切です。

各メンバーの目標達成に向けた役割分担

目標を達成するためには、「適切な役割分担」も欠かせない!と常々考えています。

たとえば、サッカーの試合で全員がフォワードだったら…?
ゴールを狙う人ばかりで、守備も中盤のつなぎ役もいないので、チームとして機能しません…。

ビジネスのチームも、それぞれの得意分野を活かす適材適所の役割分担で進める。リーダーの采配のしどころになるのかもしれません。
「新しい商品を開発する」という目標を持つプロジェクトチームを例に考えてみましょう。アイデアを出すのが得意な人、データ分析が得意な人、プレゼンが得意な人など、それぞれの強みを活かして役割を分担すると、プロジェクトの進行もスムーズになります。

また、メンバーが自分の役割を理解し、納得していることも大切だと思います。
リーダーが一方的に決めるのではなく、「この役割をお願いしたいけれど、どう思う?」と対話をしながら調整すると、主体的に動いてもらいやすくなるでしょう。

ビジョン・俯瞰・役割分担に目を向けてみる

目標達成に向けたチームの役割を考えるときに大切なのは、

  • 明確なビジョンを示すこと(チームが同じ方向を向くために)
  • 進捗確認と改善を続けること(途中で軌道修正しやすくするために)
  • 適切な役割分担をすること(メンバーの強みを活かすために)

チームの力を最大限に引き出すには、リーダーが「指示を出す人」ではなく、「メンバーとともに目標に向かって進む人」であることが重要ではないかと思います。もし、「チームの動きがいまいち噛み合っていないな…」と感じたら、まずはビジョンや役割分担の見直しから開始するというのもありだと思います。

参考になればとても嬉しいです。

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marco

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