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苦手ことより得意なことで の意味

誰にでも得意なことと苦手なことがあります。私も例外ではありません。研修講師として24年間活動してきた中で、「準備と計画」は私の最大の強みだと気づきました。逆に、何の準備もなく即興で対応することは、正直なところ苦手です。

でも、この「苦手」を知ることが、実は私の強みを磨くきっかけになったのです。リーダーシップの本質も同じではないでしょうか。自分の強みを活かし、チームメンバーの強みを引き出すこと。そして、自分の苦手なことは素直に認め、チームの力で補い合うこと。これこそが真のリーダーシップだと思うのです。

とはいうものの

10年近く前に、契約先の部長職の方はよく「臨機応変」を謳っていました。実際には、会議の議題は会議で公開され、時に、定例会議というだけで召集されて話し合いの時間を消化することも。プロジェクトの方向性はあやふや。「やりながら決まってくるよ」という環境で私は毎日翻弄されていました。

ある日、大切なプレゼンの場面で、前提からひっくり返された時のことは、今でも忘れられません。数日かけて資料を作り、疲労困憊のままプレゼンに臨んだ結果は散々なものでした。わたしは、その場で周囲の多くの人からの信用を失ったことを理解しました。

この経験から学んだのは、「行き当たりばったり」の怖さです。そして、それに従うことのリスク。

土台がない状態での柔軟性は、実は無責任と紙一重だということも理解できましたし、自分が準備を十分しても相手が準備不足で臨機応変の対応(?)の姿勢であれば、ちゃぶ台をひっくり返されることにもなりかねないと思ったのです。

シンプルに「時間の無駄では」「もっと別の観点で検討する時間を過ごしたかった」と感じました。

何かを決断したり、ジャッジする立場になった今、私はこの経験を反面教師にしています。チームメンバーが安心して力を発揮できるよう、しっかりとした方向性やミッションを示して、メンバーが準備と計画の質を高めることに集中できるようにと思います。

実はこの部長は、日頃からこう言っていたのです。「僕は、計画を立てたり、細かなことを考えるのは意味がないと思っている。それより、ざっくり決めたら、やりながら固めていく方がいい」と。

「やりながら固めていく」ためには、土台がしっかりしているからこそできるものだと思うわたしは、やがて、その人が「苦手なことより得意をいかす!」とよく言っているのを思い出しました。その人にとって計画を立てたり、調査や評価、分析を行うプロセスは、いわゆる「苦手な分野(というか、好きではないプロセスらしい)」だと解釈したのです。

「やりながら固めていく」柔軟性は確かに大切です。しかし、その前提としての「土台」を固めずに進むことの怖さを、わたしは身をもって経験したのでした。

わたしのポリシー、準備120%

「平澤さんは、研修でわかりやすく解説してくれるね」とフィードバックをいただいたことがあります。この時は嬉しかったー!です。私の「準備120%」ポリシーの成果かな✨と思っています。

研修の前には必ず、参加者の業務内容や課題をヒアリングし、組織の状況を把握します。
それを、設計時のフレームワークに落とし込んでプログラムを組み、何度も見直し、想定される質問に答えられるよう準備します。リハもしますσ^_^;大きな声で。
さらに、研修中に起こりうるトラブルを想定し、複数のバックアッププランも用意しています。

一見すると過剰に思えるかもしれませんが、この「準備120%」が参加者との信頼関係を築き、研修の効果を最大化してくれると思っています。実際、この準備(計画と準備)があるから、現場で参加者の方の質問やリクエストにお応えできています。

リーダーも同じ。
大切なのは、チームメンバーが安心して挑戦できる環境を整えること。
そのためには、リーダー自身が十分な準備をしておくことが不可欠だと思います。

しっかりした「セットアップ」が柔軟性発揮へ

既出の通りそして、興味深いことに、準備を徹底することで、むしろ柔軟な対応力が高まります。先日の管理職研修でのこと。予定していたグループワークが想定以上に盛り上がり、タイムスケジュールを変更する必要が生じました。

事前の準備があったから、その場でプログラムの一部を短縮し、グループワークの時間を延長するという判断を下せました。人事の方はこれにお気づきだったようで、「あの流れを止めずに対応していただいて!」とお言葉をいただきました。

しっかりした「セットアップ」があるからこそ、状況に応じた柔軟な対応が可能になる

リーダーシップも同じではないでしょうか。
チームの目標や方向性、役割分担をしっかり「セットアップ」しておくからこそ、予期せぬ事態にも柔軟に対応できます。

今、皆さんのチームではどんな「セットアップ」がされていますか?
もし「なんとなく」で進んでいることがあれば、一度立ち止まって整理してみませんか。しっかりとした土台づくりが、チームの可能性を大きく広げてくれるはずです。


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ヒューレット・パッカード社の創業者が残した「人の成長なくして企業の成長はない」というメッセージは、その後リーマンショック等を経て事実上各社で証明され続けている実態があります。こうしたことからも、企業では社員を育成するための様々な研修を企画されていることと思います。

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marco

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