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あんなに頑張ったのに!

30代で受講したプロジェクトマネジメントの研修。受講後は、当時は先進的なオンラインによる受験でしたが、すっかり忘れており時は過ぎました。

今でこそ「オンライン受講」や「リモート試験」は当たり前ですが、私が30代の頃に受講したプロジェクトマネジメントの研修は、当時としては画期的な“オンライン受験方式”での試験でした。慣れない操作にドキドキしながら、スーツ姿で自宅のパソコンに向かって…真剣そのもので取り組んだ記憶があります。

そして、あの時は「WBS?ふむふむ、なるほど」と一生懸命学んだはずなのに――時は流れ、気づけばすっかり記憶の彼方に。先日、あるプロジェクト会議で「このあとのWBSどうする?」という言葉が飛び出した瞬間、内心「あれ?WBSってなんだっけ…?」と、顔には出さずそわそわ。頷きながら、心の中では「うわ、出てこない!」と軽くパニックでした。

あんなに頑張ったのに!研修後には試験まで受けたのに!記憶とはなんと儚いものかと、ちょっぴり切なくなりました。

「WBS」とは

あんなに頑張ったのに、忘れていた「WBS」という概念。先日ミーティングで登場して、「あれなんだっけ?」とそわそわしてしまった。早速、AIに聞いてみると・・・

すぐさまAI先生に聞いてみたところ、やさしく教えてくれました。
「WBSとは、Work Breakdown Structureの略で、プロジェクトを細かい作業単位に分解して階層的に整理した図や構造のことですよ」と。

ああ、そうそう!そんなことを学んだ!と、一気に記憶がつながってきました。

まさに「木を見て森を見ず」にならないための、全体像を俯瞰するツールでした!
ひとつひとつの作業に分解して見える化することで、メンバーそれぞれの担当が明確になる。
リーダーとしてプロジェクトを管理するうえで、これほど心強い道具はないのに、すっかり頭の中から抜けていました。

そうだった!そうだった!

その時話題に出た「KPI」も思い出すのに苦労した。 Indicationが出てこなかった!

会議中、さらに「KPI」という言葉も出てきて…これまた「あれ、Pってなんの略だっけ?」と。Key Performanceまでは出てくるのに、最後の“I”がどうしても浮かばず、「Index? Indicator?どっちだったっけ?」とモヤモヤ。

これ、ありませんか?
単語の“形”はうっすら頭にあるのに、言葉が最後まで出てこない、あの感じ。
昔は覚えていたのに、今はどこか引き出しの奥に眠っている。

ただ、肯定的な側面でこの話を捉えるならば、ですが
この「思い出そうとする」行為自体が、脳にとってとてもいい刺激になります。
検索するよりも、一度じっくり思い出すことが、記憶を強化する鍵になる。

忘れても思い出せばいいっていう話ですな。AhHaです。

たしかに、「思い出す」って、ちょっとした脳のストレッチのようなものなのかもしれません。そして、ふっと記憶がよみがえった瞬間の「AhHa!」という感覚。この体験がまた、次につながる学びの土台になるんだなと感じます。

つまり!
忘れてもいいんです。←都合よすぎ?(^_^;)?
もちろん「思い出す機会を持つこと」大事!
これは、ビジネスにおいても、チームを支える立場にある方々にとっても、大切な視点ではないでしょうか。

「ああ、それ知ってる!」という再会を、日常の中に散りばめていく。
その小さな積み重ねが、現場で生きる知識になっていくように思います。

遠い昔(笑)あの日学んだことが、
今また、じんわりと再生されてくる。
思い出せてよかった!


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