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PDCAサイクルの回し方(1)PDCAが回らないのは、あなたの“得意”が原因かもしれません

「得意なフェーズばかりで回していませんか?」

P・D・C・A、あなたはどのタイプですか?

「PDCAを回しましょう!」という言葉、会議や報告書でよく聞かれるフレーズではないでしょうか。
ですが、実際に現場で「きちんと回せているか?」と尋ねられると
、「なんとなくやっている気はするけれど」と、
あいまいな反応になることも少なくありません。

私自身、「そういえば、いつも計画ばかりに時間をかけて、実行や見直しは手薄だったな」と気づいたことがありました。つもり活動になってしまっていたこと、ありました😰

特にわたしは、PDは得意ですが、Cが苦手です。
チェックに時間はかけるのですが、視点が少なく内容が浅くなります。だから、Aの改善活動がトンチンカンだったり変化のないものになったりします・・・

たとえば、
綿密な資料をつくるのが好きな人はP(Plan:計画)が得意かもしれません。
思い立ったらすぐに動き出す人はD(Do:実行)に強みを持っているかもしれません。
実は、P・D・C・Aのどれを自然に優先しがちかには、その人らしさが表れているのです。

誰もが全方位に強いわけではない。だから、傾向を知ることが大切です

PDCAは「すべての工程を順番に丁寧にやるもの」と言われますが、
実際には「すべてが同じように得意」という人はあまりいません。

むしろ、自分の得意を中心にサイクルを回しているうちに、いつの間にか偏った回し方になってしまうことの方が多いように感じます。

たとえば、「C(Check:検証)が苦手です」という管理職の方は意外といらっしゃいます。

チェックというと、過去をふりかえって改善点を探すような地味な作業に感じてしまい、どうしても後回しにされがちです。

また、「A(Act:改善)は毎回しっかりアイデアを出しているんですが」という方も。
ですが、よく聞いてみると「その改善案は、Cを通したものではなかった」ということもあります。

このように、自分の“偏り”を知らずにPDCAを回していると、うまくいっているように見えても、実は「同じ場所をぐるぐる回っていただけだった」ということにもなりかねません。

だからこそ、「どのフェーズに自分の傾向があるのか」を一度立ち止まって見てみることが、次の一歩につながる鍵になると、私は考えています。

PDCAタイプ自己チェック

ではここで、簡単な自己チェックをしてみましょう。
以下の項目で、あてはまるものに〇をつけてみてください。

【P(計画型)】
□ 物事を始める前に、まず全体を整理したくなる
□ 調べものや資料作成に時間をかけることが多い
□ 想定外のことが起きると不安になりやすい

【D(実行型)】
□ とにかく、やってみないと気が済まない
□ 計画が曖昧でも動き出せる方だ
□ 行動力があると言われることが多い

【C(検証型)】
□ 「なんでうまくいったのか/いかなかったのか」を考えるのが好き
□ データや振り返りをもとに改善点を見つけるのが得意
□ 自分の仕事を「結果」で語りたい方だ

【A(改善型)】
□ 改善アイデアを考えるのが好き
□ 問題に気づいたとき、すぐ提案したくなる
□ 「もっとよくできる方法」を常に探している

あてはまる数が最も多かったところが、あなたの「PDCAタイプ」の傾向かもしれません。
もちろん、あくまでも目安です。

それでも、皆様が自分の思考や行動パターンの“クセ”に気づくきっかけになればと思います。

自分のクセを知っておけば、次の一手が変わります

PDCAは、理論上は「順番に回す」ものですが、実際には「どこかが強すぎたり、どこかが抜けがち」になってしまうことも多いです。
でもそれは、あなたが悪いわけではありません。むしろ、どこが得意で、どこが不得意かを知っておくことで、バランスをとる工夫ができるようになります。

たとえば、Cが苦手なら、あえて週に一度「振り返りタイム」を設ける。
Pばかりに偏るなら、「まず一歩やってみる」ことを小さく試してみる。
そんなふうに、サイクルの“凸凹”に気づいて調整することで、PDCAはぐんと実用的なものになると思います。

そして、チームで取り組むときは、お互いの得意を活かし合うのもおすすめです。
Pが得意な人が計画をまとめ、
Dが得意な人が動き、
Cが得意な人が分析し、
Aが得意な人が改善案を出す
そんな分担ができれば、チームのPDCAはぐっと軽やかに、前へ進んでいけるイメージが描けます。

「PDCAがうまく回らない」と感じているなら、まずは自分の“クセ”を鏡に映してみることから始めてみる、というのはいかがでしょうか。自分のことを知ると、チームの動かし方も変わってくる。
そんなヒントになれば嬉しく思います。

この記事を書いた人

marco

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