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好奇心と独創性が、人を成長させ続ける

—アインシュタインが守ろうとしたもの—

前回は、教育とは知識を増やすことではなく、
考える力を育てることだという
アインシュタインの考え方を見ました。

今回はもう一歩進んで、
彼が教育において最も大切にしていた
「好奇心」と「独創性」について書いてみようと思います。

好奇心は守られなければ消えてしまう

またまた持ち出す話ですが、
アインシュタインは、
子どもの頃に方位磁針を見て
強い衝撃を受けた体験を語っています。

触れていないのに針が動く。
見えない力が働いている。

この驚きが、
彼の科学的探究の出発点になりました。

彼はこのような感覚を
「聖なる好奇心」と呼びました。

そして同時に、
学校教育や強制的な学習が
この好奇心を容易に損なうことも知っていました。

試験のための暗記は、
知性を摩耗させる危険がある、
と彼は考えていたのです。

独創性は社会のためにある

アインシュタインは、
個人の独創性をとても重視していたそうです。

画一的な人材の集合では社会は発展しない
と考えていたようです。

ただし彼は、
独創性を個人の成功のためのものとは
見ていませんでした。

「成功者になることより、価値ある人間になることを目指すべきだ」
彼のこの言葉は有名です。

ここでいう価値とは、
社会から何を得るかではなく、
社会に何を与えるか

です。

思考する力は、
自分のためだけでなく他者や社会のためにも使われるべきものだ
という考え方です。

学び続ける人の3つの姿勢

アインシュタインの考えを
現代の学びに引き寄せると、
三つの姿勢に整理できます。

ひとつめは、「なぜ?」を止めないこと。

問い続けること自体が、
知性を生かし続けます。

ふたつめは、想像力を知識の上に置くこと。

知識は世界の一部しか扱えませんが、
想像力は未知へ踏み出す力になります。

みっつめは、失敗を避けないこと。

彼は
「間違いを犯したことがない人は、新しいことに挑戦していない」
と語っています。

失敗は思考が進んだ証でもあります。

  だけど、わたしはいつまで経っても、失敗を怖いと思い、失敗を避けようとします。
  また、そうした自分がいたから、わたしは努力を続けてこられたことも事実です。
  こうしたこともまた、アインシュタインは経験学習であると、理解してくれるでしょう。
  なぜならわたしの旅は、果てしないからです。人生が幕を閉じるまで。

学び続けるとは、生き続けること

アインシュタインは、
人生を自転車にたとえました。

バランスを保つには
動き続けなければならない。

思考も同じ。

止まった瞬間に、
知的な均衡は崩れていきます。

だから教育とは、
知識を与えることではなく、思考が動き続ける状態を育てることでもある

この教育観は、
現代の学びにもそのまま通じています。

DX推進が叫ばれるいまそのときだからこそ、
アインシュタインのこの考え方が人の心に刺さるのかもしれません。

検索すれば答えが出る時代だからこそ、
自分で考える力、
問い続ける力、
想像する力が問われます。

アインシュタインが守ろうとしていたのは、
知識ではなく、
人の中にある知性の働きそのものだったのかも。
そんな気がして仕方がありません。

この記事を書いた人

marco

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