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元気のない部下と一緒に考える

部下の様子が少し元気がないときや、
なんとなく集中できていないように見えるとき、
「どう声をかければいいのか」「余計なお世話と思われないか」
と悩むことがあるかもしれませんね。

特に「褒めるのが少し苦手だな」と感じている方や、
「声をかけるのが照れくさい」と思う方にとっては、
自然な声かけが難しいかもしれません。

ここでは、心理学の観点に基づいて色々と取り組んだわたしの実践記録から、
部下と一緒に考えながら、自然な形でサポートできる声かけをシェアします。

少しずつ実践してみることで、
部下が前向きな気持ちを取り戻すきっかけになるかもしれません。

ぜひ、参考になれば!

1. 状況を理解し、部下と同じ目線に立つ

相手がどのような状態にいるのかをゆっくり観察してみるのもおすすめです。

人は、元気がないときに自分の気持ちを理解してもらえると、
それだけで少し安心できるもの。

このとき、解決策を押し付けるのではなく、
部下が感じていることを共有しようと試みることが大切です。

たとえば、
「最近、少し疲れているように見えるけれど、大丈夫かな?」
とさりげなく声をかけてみるのはどうでしょうか。

「気にかけてもらえている」という安心感を持ってもらえて、
自然と会話がしやすくなることもあります。

2. 「Iメッセージ」を活用して気持ちを伝える

声をかけるときには、「Iメッセージ」を使うと、
柔らかく伝わりやすくなります。

「あなたが○○だから」ではなく、「私は○○と感じているよ」という形で、
自分の気持ちを伝えることで、部下と同じ目線で話がしやすくなります。

たとえば、「最近、○○さんが元気がなさそうで、私は少し心配だな」
という感じで伝えてみるのはいかがでしょうか。

こちらの気持ちが伝わることで、
相手も心を開きやすくなるかもしれません。

3. 小さなポジティブなフィードバックを取り入れる

「褒めるのがちょっと苦手だな」と感じる方には、
大げさな褒め言葉ではなく、
さりげないフィードバックが自然に感じられるかもしれません。

元気がないときこそ、少しの努力や成功を認めてあげることで、
部下も「見てもらえているんだな」と感じられるものです。

たとえば、「忙しい中、ここまで対応してくれてありがとう」と声をかけると、
部下にとって「自分の努力が見られている」という
前向きな気持ちにつながることが多いです。

4. サポートの姿勢をさりげなく伝える

元気がないと感じる部下に対しては、
さりげなくサポートを申し出てみるのも一つの方法です。
心理的には、サポートがあると感じることで安するそうです。
そして、問題に取り組む意欲が湧きやすくなることがわかっています。

「何か手伝えることがあればいつでも教えてね」や「必要なサポートがあれば遠慮なくどうぞ」
といったように自然に声をかけてみると良いかもしれません。

無理に踏み込まず、
必要であれば協力をする準備があることを伝えると、
部下も心が軽くなるのではないでしょうか。

5. 「話せる時間」を設けてみる

最後に、気軽に話せる時間を作ってみるのもおすすめです。
人は話すことで気持ちが整理され、
少し心が軽くなることが多いとされています。

悩んでいるときに話を聞いてもらうだけでも、意外と楽になるものです。

たとえば、「コーヒーでも飲まない?20分ほどどう?」と誘うことで、
部下もリラックスして話しやすくなります。

カジュアルな場面で話すことで、よ
り自然に本音を引き出せるかもしれません。

実践にあたって

特別なスキルは必要ありません。
一緒に考え、「見守っているよ」ということを自然に伝えることで、
部下が少しずつ元気を取り戻すきっかけになるかもしれません。

日々のコミュニケーションに小さな工夫を取り入れて、
部下と同じ目線に立つ関係を築いていけると良いですね。


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marco

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