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日本中のリーダーが悩んでいること①チームワーク編

「チームワークが大切だ」と言われることはあっても、それを具体的にどう築けばいいのかは、なかなか教えてもらえません…。
リーダーとしてチームを率いる立場にあると、メンバー間のコミュニケーションや信頼関係の重要性に気づく一方で、「どうしたらもっと良いチームになるのだろう?」と悩むことも多いと思います。

かつて、私自身、初めてチームを任されたとき、「とりあえずがんばろう」と闇雲に努力したものの、思ったような成果が出ず、壁にぶつかった経験があります。(ぶつかり続けた感もありますが😰)

今回、(過去の自分を思い出しながら💦辛!)リーダーとしての悩みの解消や、チームの力を引き出すための参考にしていただく内容を書いてみました。

効果的なリーダーシップもたらすチーム力向上

リーダーシップの力がチームの雰囲気や成果に直結するのは、もはや常識と言ってもいいかもしれません。たとえば、プロジェクトが遅れている状況でリーダーが感情的になってしまえば、チーム全体の士気が下がることがあります。一方で、リーダーが冷静に状況を整理し、「みんなで乗り越えよう」という姿勢を見せれば、メンバーは安心感を得て前向きに取り組めるでしょう。

私が以前メンバーとして参加したプロジェクトで、途中からベテランのリーダーが加わったことがありました。彼はまずメンバー全員の話を丁寧に聞くことから始めました。この時点で、すでにわたしは『すごい!』『安定感が半端ない』と感じていました。抽象的ですがオーラを感じたという言葉でその時の気持ちを表せると思います。
新しいベテランが加わり、チームの流れがどんなふうに変化するんだろう?と思っていましたが、チーム内の懸念がクリアになり、前より凝集性が高まった感じでプロジェクトが進行していきました。

リーダーシップの力はチームの信頼と一体感を強化し、目標達成に向けての推進力を生み出すんだ!と経験を通して腹落ちしました。

リーダーが理解すべきチーム内の信頼関係


チームの基盤は何と言っても「信頼」だと思います。
信頼がなければ、メンバー同士の本音のコミュニケーションや協力が難しくなります。

例えば、メンバーがミスを恐れて意見を言わなくなったり、「どうせ自分の提案は通らない」と感じる雰囲気が漂っていると、チームが停滞するし、成長は夢のまた夢、の心境になったり(したことがある)です。

では、どうやって信頼関係を築くのでしょうか?
ここでポイントになるのが、「まずリーダーが信頼を示すこと」です。
いつも思うのですが、関係を作るのが上手い人は、自分から何かを始めていることが多いな、と思います。自分から挨拶、自分から質問、自分から感謝の気持ちを述べる、自分から正直に謝る、自分から言いにくいことを相手に配慮しながら伝える、など。

例えば、メンバーの小さな成功や努力を見逃さずに声をかけることも含まれるでしょう。
それが、関係づくりが上手い人に学んで、早速わたしが取り組んだことです。この取り組みで、成功体験を得ることができました。「○○さんの提案、事例が身近で分かりやすかった、ありがとう」「専門的な部分まで調べてもらえて後工程の作業が助かります。ありがとう」というように、具体的な言葉で感謝や承認を伝えているうちに、自然と信頼の土壌が育まれることも、経験できました。

もうひとつ大切なのは、リーダー自身がミスを認める姿勢を見せることだと思います。
このコラムでも度々登場してきましたが、それは「完璧である必要はない」と伝えてもらえているのと同じ効果があり、メンバーもリラックスして業務に取り組めるようになります。

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リーダーシップのスキルを向上させる方法

リーダーシップは生まれ持った才能ではなく、磨けるスキルです。
特におすすめなのは以下の3つの方法です:

フィードバックを積極的に求める
部下や同僚からのフィードバックは、リーダーとしての成長に欠かせません。以前、私は「指示が具体的すぎて自由度がない」と指摘されたことがありました。それを機に、メンバーに考える余地を残すコミュニケーションを意識するようになり、チームの活気が増したと感じています。

学びの場を活用する
リーダーシップ研修やオンライン講座は、スキルを短期間で高める良い機会です。特に最近は、シナリオを体験しながら学べるような実践的な研修も増えています。「研修を受ける」よりも「研修を活かす」マインドセットで受けて、実践に取り入れてみるのもおすすめです。

ロールモデルを持つ
自分が目指すリーダー像を具体的に思い描くことも重要です。
尊敬する上司や歴史的なリーダーの言葉や行動を参考にし、自分に合った形で取り入れてみると、自然と自身のスタイルが確立されていきます。私は感情が昂っている時こそ「成田祐輔さんだったらどう考えて行動するかな」(成田祐輔さん:イェール大学アシスタント・プロフェッサー)と問いを持ってきます。それだけでもクールダウンできるし、この問いにより次の言動の調整ができるようになりました。

    最後に、どんな小さなステップでも大切なのは、実践を続けることです。
    毎回、コラムでは色々なアイディを掲載させていただきますが、すべてを完璧にしようとせず、軸を一本立ててから一つずつ、自分ができることから取り組んでみてください。

    「ともにあること」

    リーダーシップは決して孤独な戦いではない、と意識をすることも大事です。
    実際、一人でできることは限られていて、周囲の助けや学びの機会を活用しながら、少しずつスキルを高めていくことが、結局はチーム全体の成功につながります。人は自分のことしか興味がない、と言いますが、だからこそ、自分に小さな変化を起こすことにコミットもできるのだと思います。小さな変化重なれば、チームへの貢献になります。そして、その取り組みの中で「リーダーとして成長できた」と実感できる瞬間が訪れると思うのです。
    あなたのチームの未来が、今よりさらに明るいものになることを心から願っています。

    ぜひ、ご利用ください。

    当研究所では、研修のご導入をご検討の企業担当者の方に向けて
    無料相談会を開催しています。

    ヒューレット・パッカード社の創業者が残した「人の成長なくして企業の成長はない」というメッセージは、その後リーマンショック等を経て事実上各社で証明され続けている実態があります。こうしたことからも、企業では社員を育成するための様々な研修を企画されていることと思います。

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    組織こうどう研究所

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