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【第3回】信頼・共感・人間中心のリーダーシップ

部下からの『大丈夫です』の返事

「うちの部下、最近元気がない気がするけれど、声をかけてみても『大丈夫です』って言うんですよね」。
先日、こんな相談を受けました。

その言葉に、私は自分自身の過去の経験を思い出しました。

ある時期、私も仕事に悩んでいたのに、「大丈夫」と笑顔で答えていたのです。

周囲に迷惑をかけたくない、弱音を吐いてはいけないという思いの強さからでした。

今の職場では、「何を言うか」よりも、その意見を「安心して伝えられる関係性や雰囲気」があるかどうかが重要だと感じます。いくら制度や方針が整っていても、心理的な安心感がなければ、人は本音を口にしづらくなり、本当の意味での対話は成立しません。

リーダーに求められるのは、部下の話を「聞く」以上に、「受け止める」力。つまり、共感する姿勢。「共感」とは、相手の立場に立ち、その感情を理解しようとする姿勢を指します。

「共感には技術がある」

私はある研修で、「共感には技術がある」と教わりました。

具体的には、相手の言葉を遮らず、最後まで聞く。
相手の話の「感情の部分」を返したり、
相手の感情を言語化してみる(相手の心情に寄り添う言葉かけ)。
しっかりと相槌や肯きを示す などです。

こうしたコミュニケーションは、信頼関係を築くことにつながっていくでしょう。

わたしはここにいていい

心理的安全性という言葉もよく聞かれるようになりましたが、その土台には「私はここにいていい」と感じられる環境があります。

リーダーがミスや悩みを率直に語ることで、部下も安心して本音を話せるようになる。そんな職場づくりが求められています。

また、信頼は一朝一夕に築けるものではありません。
小さな約束を守る、
一貫した対応をする、
そして相手の声に耳を傾ける。
こうした日々の積み重ねが、大きな信頼を生むと思います。

多様な価値観や背景を持つメンバーが集まる現代の職場では、
リーダーの共感力がますます重要になってきます。
言葉や行動ひとつで、部下のモチベーションは大きく変わります。

この記事を書きながら、

「メンバー(仲間)の変化にいち早く気づくには、自分が心を開いていることが必要なんだ」と実感した経験を思い出します。
相手を知るには、まず自分を知ることから。

リーダーが自身の思考の癖や感情の反応に気づくことも、
共感力を高める鍵だと思います。

次回は、組織の外にも視野を広げて、

ステークホルダーとの関係や社会的責任(ESG・サステナビリティ)について

掘り下げてみたいと思います。

この記事を書いた人

marco

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