営業時間:平日10:00~17:00

070-5054-3110

休業日:土日祝日 年末年始季節休暇

OJTのパラドックスの正体

〜組織のOJTのパラダイムが変わるいま〜

現場で、こんな言葉を耳にすることはありませんか。

「ちゃんと教えているんですけどね」
「やらせているのに、なかなか育たなくて」

実はこの違和感、決して個人の問題ではありません。
今、多くの企業で起きている構造的な現象です。

「やっているのに、うまくいかない」という矛盾

厚生労働省(2025)の調査によると、
計画的なOJTを実施している企業は約6割。

一方で、人材育成に「問題がある」と感じている企業は約8割にのぼります。

つまり、

やっているのに、育たない

って状態が、かなりの割合で起きているようです。

これがいわゆる「育成のパラドックス」です。

なぜ、このズレが起きるのか

原因はシンプルです。

OJTが、いつの間にか
「任せているだけの状態」になっていることです。

忙しさの中で、

・とりあえずやらせる
・見て覚えてもらう
・あとでまとめてフィードバックする

こうした流れが、当たり前になっていきます。

ただ、ここに大きな落とし穴があります。

「専門家ほど教えられない」という構造

成人発達理論では、指導側の多くが
「専門家(Expert)」段階にとどまると言われています。

この段階の特徴は、

・自分のやり方に自信がある
・正しさを持っている
・だからこそ、それをそのまま伝えようとする

一見、良いことのように見えますよね。

ただ実は、

「できること」と「教えられること」は別物です。

自分ができるからこそ、
「なぜそれができているのか」を言語化しないまま進んでしまう。

その結果、相手からすると

「やり方が見えない」
「何を求められているかわからない」

という状態が起きることがよくあります。

OJTが機能しなくなる本当の理由

ここで起きているのは、スキルの問題ではなく認識のズレ(OSの違い)

・教えている側は「伝えているつもり」
・受け取る側は「放置されている感覚」

このズレが、そのまま育成の停滞につながります。

少しだけ視点を変えてみる

OJTを「やっているかどうか」ではなく、
「相手にとって、学習として成立しているか」
この視点で見てみるのはどうでしょうか。

同じ行動でも、

・育成になる場合と
・ただの作業になる場合

が分かれていきます。

では、このズレはどこから生まれるのでしょうか。

次回は、もう少し踏み込んで、「世代間の「育成観」の違い」に
焦点を当てて整理していきます。

↓ またまたAIさんに作成していただきました!  協力AI Notebook LM

この記事を書いた人

marco

関連記事

  • いろいろプロセス
  • コミュニケーション
  • チームワーク
  • マネジメント
  • メンタルヘルス
  • リスクマネジメント
  • リーダーシップ
  • 職場の心理的安全性
チームワークを乱すメンバーへの接し方

リーダーができること 会議中に批判的な態度をとるメンバーや、プロジェクト中に責任 […]

  • まるこのファシリテータ体験記
  • グループプロセス
  • コミュニケーション
  • リーダーシップ
  • 人生:LIFE
  • 仕事のスキル
  • 体験学習
  • 成人発達理論と体験学習ラボラトリー
  • 能力開発
心理的安全性の作り方

〜「理屈」を許容する土壌〜 「リーダーが『聴く』ようになり、『問いかけ』を始めた […]

  • 仕事のスキル
タスク化

タスク化のスキルとは? 「やることが頭の中でグルグルしていて、どれから手をつけれ […]

  • リーダーシップ
理屈じゃないのよ、リーダーシップは

という大前提の元で、今日はリーダーシップの種類を見ていこうと思います。よろしくお […]

  • いろいろプロセス
  • まるこのファシリテータ体験記
  • 人生:LIFE
  • 体験学習
  • 成人発達理論と体験学習ラボラトリー
  • 能力開発
経験が、人の主張のかたちを変えていく

学びの循環が生み出す「対話」への変容 私たちは日々、さまざまな出来事に遭遇し、そ […]

  • ファシリテーション
  • 体験学習
  • 成人発達理論と体験学習ラボラトリー
【成人発達理論をラボる】体験学習で読み解く成人発達理論わたしこそ入門シリーズ5

今回は、これから各シリーズの枠組みのお話の締めです。 成人発達理論を組織で活かす […]