褒めることは、部下を動機づけ、
チーム全体の士気を高めることに有効なスキル!
ところが、
褒めることが照れ臭かったり、
上手くできないと感じている方も多いのではないでしょうか。
特に「褒め言葉をどう伝えたら効果的なのか?」と自信が持てない上司の方に、
心理的な観点から褒めるテクニックを解説します。
実践しやすいコツをご紹介していきます。
部下との信頼関係を築くひとつのノウハウとして
参考になれば嬉しいです。
1. 誠実さが伝わる「具体的な褒め方」
ポイントは、褒める言葉が誠実で具体的であること。
たとえば、「いつも頑張っているね」と漠然と褒めるよりも、
(もちろん、このメッセージもとても良いです!)
「先週のプロジェクトでは、緻密なデータ分析をしてくれたおかげでチームがスムーズに進めたよ」
と具体的な方が、部下には自分の努力が認められたと感じてもらいやすくなります。
ポイント:具体的な褒め方は、部下の仕事や行動のどこが特に優れていたのかを明確に示します。これにより、褒められた側は「自分の努力が評価された」と感じ、自信へとつながるでしょう。
2. 「すぐ褒める」のタイミングの大切さ
褒めるタイミングも大事。
できるだけその場ですぐに伝えることです。
部下が良いパフォーマンスを見せた直後に褒めることで、
行動と褒め言葉がガチッと一致して、
褒められた行動を繰り返しやすくなります。
ポイント:ミーティングで部下が新しいアイディアを出してくれた場合、その場ですぐに「素晴らしいアイディアをありがとう!この視点は新鮮で、みんなの議論が一気に広がったね」と伝える、という感じです。
3. 「褒める」と「認める」を組み合わせる
褒めるだけでなく、「認める」ことも効果があります。
特に、部下が努力している過程や小さな進歩を認めることは、
モチベーションを高めます。
大きな成果だけではなく、日々の努力を評価することで、
部下は上司に対して安心感を持ちやすくなります。
ポイント:もし部下が難しいタスクに取り組んでいる最中で、まだ結果が出ていない場合でも、「この案件にしっかり取り組んでいる姿勢が素晴らしいね。大変だと思うけど、一歩ずつ着実に進んでいるのが分かるよ」と認めてあげると、部下は頑張り続ける意欲が湧きます。
褒めるは、上司の立場から部下を素晴らしいと評価するメッセージ
認めるは、上司が部下の存在そのものを受け入れ、存在承認を行うメッセージ
4. 「褒めることに照れ」を感じたら
褒めることに照れ臭さを感じる場合もありますよね。
(私も最初はそうでした😥 慣れてなかったんですよね、褒めることも褒められることも)
そんなときは、「笑顔を意識」するってのはどうでしょうか。
笑顔は相手に安心感を与えるだけでなく、
あなた自身の緊張も和らげてくれます。
また、文章で伝える方法も照れ屋の上司にはアクションを起こしやすいと思います。
短いメッセージやメールで感謝の気持ちを伝えるのもアリだと思います。
ポイント:「今日の会議であなたが発言してくれたおかげで、プロジェクトの方向性が明確になったね。感謝しています!」といったメールで良いのです。
5. 「人前で褒める」vs「個別で褒める」
最後に、人前で褒めるか、個別に褒めるかを選ぶ際のポイントです。
チーム全体の前で褒めることで、
部下の努力が全員に認知され、さらに士気が高まることがあります。
ただし、部下によっては人前で褒められることが恥ずかしいと感じる人もいるので、
相手の性格に配慮することが大切です。
ちなみに私は、
みんなの前で褒められると「いえいえ、皆様のおかげです」
と言ってしまいます。
恥ずかしいし、謙虚に振る舞わなくてはという思い込みを持っているため、
素直に「ありがとうござます」と言い難いです😰
できれば、個人的に褒めていただきたいし、
実際、個人的に褒めていただくと「ありがとうございます」と
言えます(なんででしょう)。
実践
褒めることは、簡単なようで
難しいと感じる方も多いようです。
誠実で具体的に、タイミングよく褒めることで、
部下はあなたに対して信頼と尊敬を抱きやすくなると思います。
褒めることに慣れない場合も、
小さな一歩から始めて、部下とのポジティブな関係を築いていくというのはどうでしょうか。
部下も、いきなりたっぷり褒められると戸惑うでしょうし☺️