できることとできないことは、はっきりしている(個人的見解☺️)
突然ですが、こんなことを考えたことはありませんか?
「自分では頑張ってやっているつもりなのに、どうも部下にうまく伝わらない気がする…」とか、「これって、私の責任なのかな?」なんて。特に部下や後輩を持つ立場の方なら、一度はそんなモヤモヤに悩んだ経験があるかもしれませんね。
実は、私もよくあります(笑)。
特に研修に参加している方にフィードバックやアドバイスをするときって、「どう伝えたら良いんだろう?」と悩むことが多いです。それで、「ちゃんと伝わっているかな」「嫌な気持ちになっていないかな」と気にしすぎて、気疲れしてしまったこともありました。
今日はそんな「どうにもならないモヤモヤ」をテーマにしようと思います。
ありがちなことをやってしまう、ちぴぃヒラサワ
たとえば、部下が作った資料を確認して、「ここを少しこうした方が良くなるよ」と丁寧に伝えたとします。自分では相手のためを思ってアドバイスしたつもりなのに、後で「上司に細かくダメ出しされた」と感じられていたことがわかった、なんて経験がある方、いらっしゃるかもしれません。
私の場合、そういうことは始終ありました(と、いうことは・・・😰)
あるときは、フィードバックの意図は「次はもっと良い成果が出せるように」という思いだったのですが、後輩から「プレッシャーが強くて辛い」というニュアンスの返しが届きました。
正直、「あれ? そんなつもりじゃなかったのに…」と驚きました。
そして、そんなつもりではない、と言ってしまった😰
これも、逆効果、ってか、後輩の感情を悪化させてしまいました・・・
ただ、そこで気づいたことがありまして。
「私の意図」と「相手がどう感じるか」は、必ずしも一致しない
という、ごく普遍的なことに気づきました。
もちろん、伝え方の工夫をする、という改善策がありますが、
普遍的な観点で考えた場合においては、
例え私がどんなに工夫して伝えても、相手がどう受け取るかまではコントロールできないんですよね。
さよなら、コントロールできないものたちよ!
ちょっと立ち止まって考えてみると良いかもしれません。
「自分がコントロールできること」と「できないこと」を切り分けてみるんです。
具体的に言うと:
- 自分がコントロールできること
自分の行動、言葉、態度、伝え方、誠実さ - 自分がコントロールできないこと
部下がそれをどう受け取るか、周囲がどう評価するか、思いがけないトラブル
たとえば、あなたが部下にフィードバックするとき。
「この言葉なら相手に伝わりやすいかな」と自分の伝え方を考えるのは、コントロールできる部分ですよね。でも、相手がそれをどう受け取るかまでは、自分ではどうにもできません。
だからこそ、「自分の行動にベストを尽くしたか」を大事にしてみると良いと思います。「全力で伝えた」という手応えがあれば、相手の反応がどうであれ、納得感を持てるようになります。
少し話を変えますが、エレベーターに乗ったときのことを思い出してみてください。誰かが後ろから走ってきて、急いで「開」ボタンを押してドアを開けた経験、ありませんか? 自分では親切心でボタンを押したのに、もしかすると相手から「もっと早く押してくれればよかったのに」と言われるかもしれません。
わたしの経験例では、あるイベントのスタッフとしてお手伝いに行った時、会場にゴミがちらほらみられたので拾って持っているビニールに集めていたら、イベント主催側の人から「そんなことはあんたの役じゃないだろ」と少々お怒り気味で言われました。
こういう小さなエピソードからも、コントロールできない対象が見えてきます。
コントロールできないことに執着しない大切さもお感じいただけるのではないでしょうか。
評価は自分の価値ではない
上司という立場にいると、どうしても「部下からどう思われているか」が気になりますよね。私も仕事をしていると、度々相手の評価が気になります。ただ、ある著名な方の講演で評価にとらわれて自分の行動を止めたりしないこと、を教えてもらいました。
確かに、「評価って、結果であって自分の価値そのものじゃない」ですね。
評価を気にすると力が分散したり、力が弱くなる
評価に囚われすぎると、自分が本来やりたいことや、部下の成長を支えることに集中できなくなってしまいます。それよりも、「自分が今できるベストなサポートは何だろう?」と考える方が、ずっとシンプルで良い結果につながりやすいと感じます。
「自分でできること」と「できないこと」を分ける。
この考え方は、私自身、最近特に意識と実践を試みていることです。
とはいえ、完璧にできているわけではありません😰(やはり、その点はちぴぃなのだった)。
相手からの言葉に傷ついたり、もっと良い伝え方があったのではと反省することもたくさんあります。
ただ、その時は自分に聞いてみます。「これは私にどうにかできることか? それとも、気にしても仕方がないことか?」と。
もしかしたら、あなたも似たような場面に直面しているかもしれません。
そんなとき、少し肩の力を抜いて、「自分のコントロールできる範囲」に目を向けてみるのはどうでしょうか。そうすると、あなたらしい行動の継続が実現できると、わたしは思っています。
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