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リーダーシップ力を身につける

「リーダーシップ力を身につける方法」
このテーマは、研修でも多くの方が関心を持たれる分野です。

「リーダーシップを発揮したいけれど、自分にはその素質がないのではないか」
と感じる方も多いですが、
私はリーダーシップは生まれ持ったものだけではなく、実践を通じて磨いていけるものだと思っています。

リーダーシップは特別な才能ではない

リーダーシップは特別な才能を指している用語ではありません。
日常の中で意識をしないうちに誰もが自然と発揮していることも、多くあります。

たとえば、休日に友人と食事に行くとき。
「ここでランチを食べよう!」と提案して場所を決めたり、みんなの意見をまとめたりする人がいますよね。これも一つのリーダーシップです。特に難しいことをしているわけではなく、「この場をどう進めたらいいか」を考え、行動しているだけです。

辛そうにしている友人に、「どうかしたの?」「何かあったの?」と声をかけてみるのもそう。相手の様子を見て行動しています。

これがリーダーシップの基本形ですp(^_^)q

リーダーシップを磨く3つのステップ

私が考えるリーダーシップを身につけるためのステップは、
3つあります。

1、自分の行動を俯瞰する

リーダーシップを発揮するには、まず自分自身を知ることが大切です。
「自分のどんな行動がチームに良い影響を与えているか」「どんな時に自分はうまくいっていないと感じるか」を振り返る時間をとってみるのはどうでしょう。
たとえば、私は研修の後に必ず「話すスピードや内容が適切だったか」をふりかえるようにしています。些細な気づきが次の改善に役立ちます。
オンラインで研修を実施したときは、録画を観てふりかえります。

2、周囲に興味を持つ

リーダーシップは「周囲の人に良い影響を与える力」です。
相手の気持ちや考えに関心を持つことから始めるのが効果的です。
たとえば、職場で同僚や部下が困っている時、「どうしたの?」と声をかけるだけでも、相手は助けられていると感じます。このような小さな行動の積み重ねが、自然と信頼を築き、リーダーシップにつながります。

3、小さな挑戦を積み重ねる

リーダーシップを身につけるには、何度も挑戦し、経験から学ぶことが必要です。
余談ですが、私たちの経験は基本的に「未完成」の連続から成り立っているので、いわゆる「失敗から学ぶ」と表現しても問題ないと思います。

私はかつて、新しい研修プログラムの企画を初めて任されたとき、「失敗したらどうしよう」と不安でした。でも、先輩や仲間に相談しながら進めることで、結果的に研修後の満足度は高く、「挑戦してよかった」と思えました。このように、少しずつ挑戦の幅を広げていくのがおすすめです。

完璧ではない

実は、わたしたち。無意識に「リーダーシップ」〜「完璧な振る舞い」と思い込んでいることがあります。
でも、完璧な人間などいませんし(世の中全て不完全なのだ!)むしろ「自分にも迷いがある」ことを周囲にも知ってもらうと、大きく前に進めることもあります。

ある企業の管理者研修でこんな話を聞きました。
「一度、課員に『実は、このやり方で本当にうまくいくか私も自信がない。でも、みんなでアイディアを持ち寄って試行錯誤もしながら進めないか』と伝えたら、驚くほどチームが協力してくれた」という事例です。
このエピソードは、リーダーシップに必要なのは「完璧さ」ではなく「誠実さ」だということを教えてくれます。

「誠実さ」

リーダーシップは、「自分にできることを少しずつ積み重ねていく」ことで身につくものだと思います。
特別な才能や技術がなくても、行動を変えるだけで周囲に良い影響を与えることができます。

例えば、わたしは大きな挑戦は苦手ですが、小さな挑戦を毎日継続することができます。
こうして、長年かけて(かけすぎかっ!)リーダーシップ力を身につける取り組みをしています。
もちろん、長い後退期も経験しました。
前に進む感覚ばかりでもなく、実際にいじけたりして後退することもありました。
それも、リーダーシップトレーニングの一部と考えてみると気持ちも朗らかです!

この話の中でピンとくる部分があれば、それを実践してみるのはどうでしょう。
「リーダーシップを身につける」というのは、特別なことではなく、日々の小さな行動の中にあると思います。

リーダーシップは、誰もが持っている力です。あなたが今日、小さな一歩を踏み出すことで、周囲に素晴らしい影響を与えられるかもしれません。

平澤知穂

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marco

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