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日本中のリーダーが悩んでいること⑦リーダーとしての評価と自己成長

リーダーとしてチームを率いる立場にいると、「自分のリーダーシップは適切なのか?」「周囲からどのように評価されているのか?」と悩むことがあるのではないでしょうか。
特に、企業の研修導入を考えている人事担当者や経営者の方々は、リーダーの育成に関して多くの試行錯誤をしていることと思います。

リーダーシップにおいて、自己評価と他者評価のギャップを埋めることは大きな意味を持つことだと思います。どれほど自分が「うまくやっている」と思っていても、部下や同僚の視点では異なる印象を持たれていることがあるからです。

日本中のリーダーが悩んでいること⑦では、リーダーとしての評価と自己成長に関して、フィードバックの受け入れ方や、これからのリーダーに求められる姿勢、さらに成長を促すための学びについて考えていきたいと思います。

フィードバックを受け入れる姿勢

リーダーが成長できるかどうか、は経験の量や大きさ、そして質にも関係あると思いますが、それらを通して周囲からのフィードバックという情報を受け入れられるかどうかの影響は大きいと感じています。
これまでの自分枠という範囲で振り返ってみても、フィードバックを生かせるか否かで成長は大きく変わってきたと実感しています。

(フィードバックに見えてフィードバックではない情報は、受け取らなくても大丈夫あるいは、どう咀嚼して受け入れるかの自由度が高い、という前提の元ではありますが^^;)


とはいえ、多くの人は「指摘されること=否定されること」と受け止めがちです。これは、伝え方によってそのようなニュアンスが含まれる場合もあれば、受け取る側の捉え方の傾向によることもあります。特に、長年リーダーを務めていると、無意識のうちに「自分のやり方が正しい」と思い込んでしまうこともあります。

フィードバックを受け入れる際のポイントは、「まずは受け止める」ことです。つまり、すぐに拒否するのではなく、その内容について一度検討する時間を持つことが大切です。たとえネガティブに感じられる指摘であっても、それを「そう見えているという情報」として捉え、冷静に考察することで新たな視点が得られるかもしれません。

「これからのリーダーシップ」の方向性と課題

これからのリーダーに求められるのは、「指示・管理型」ではなく、「対話・共創型」のリーダーシップと言われています。従来の「上司が決めて部下が動く」スタイルではなく、「チーム全体で考え、最適な解決策を生み出す」スタイルへと変化してきています。

特に、若い世代の部下に対しては「なぜその方針なのか」をしっかり説明し、納得してもらうことが重要で、ただ指示を出すだけではなく、「この仕事がどのように意味を持つのか」「どのように会社や社会に貢献しているのか」を伝えることが、リーダーの役割の一つになっています。

加えて、昨今ではリモートワークが増えたことで、リーダーが部下の様子を把握するのが難しくなっている現状があります。オンラインでは、表情や雰囲気が伝わりにくいため、意図的に「大丈夫?」と声をかける工夫が必要です。精度の是非はあれ、これまで以上に「察する力」が求められる時代になっているのかもしれません。

「察する力」は、相手が何を考えているかを察するという特定した意味合いではなく、相手の小さな変化や成長に気づくことができる”変化を察する”という意味

自身の成長を促すことについて

リーダーとして成長し続けるためには、学びと実践のサイクルを回し続けることが不可欠、ということをこれまでも発信してきました。
そのポイントを、ここでは一緒に「おさらい」したいと思います。

定期的にふりかえる習慣をつける

  • 週に一度、「今週のリーダーとしての対応は適切だったか?」とふりかえる時間を持つのも良いと思います。
  • 可能であれば、信頼できる同僚や上司に相談してみるのも効果が高いのではないでしょうか。

新しい情報を得て、新しい視点を持つ

  • 例えば、「心理的安全性」や「ダイバーシティ&インクルージョン」に関する書籍を読むことや、異世代傾向のコラムを読む等で、これまでより幅広いリーダーシップの視点を得ることができるでしょう。
  • 研修を受けることもお勧めします。他のリーダーと意見交換し、新たな学びを得て情報をアップデートできます。

実際の現場で試してみる

  • 学んだことをすぐに実践に移してみることは、うまくいっている人に共通した行動パターンです。
  • 「小さな変化を取り入れてどうなるか試してみる」という感覚を持てるまで、小さなことを挑戦するのも、意識を変えていくのに有効です。意識は、経験から得た結果に大きく左右されるからです。

積み重ね

リーダーとしての評価を意識できることは、成長のチャンスでもあると思います。
周囲のフィードバックを検討できることや、これからのリーダーシップに必要な対話力を磨くことも大事な要素だと思っています。そして、学びと実践を繰り返しながら、より良いリーダーを目指していく先に、チーム全体の成長が待っている、それが、推している「これからのリーダーシップ」です。

リーダーシップは一朝一夕で身につくものではないからこそ、焦らず、自分なりの成長を積み重ねてい蹴ることが鍵になるのだと思います。

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