
「上司と部下って、なんでこんなに話が噛み合わないんだろう…」
これは、若手社員から聞いた言葉です。
実際、リーダーとチームメンバーの間には、ちょっとした“すれ違い”が起きやすいと思います。
自分の経験からも、サポート業務を通しても、そう思います。
リーダーは「目標達成のプレッシャー」を抱え、他方でメンバーは「自分の声、ちゃんと届いてる?」と不安に思っったりなど。。。
立場が違うと見える世界も変わってきます。
だからこそ、お互いの“本音”を知り、寄り添い合うことがチームの未来を変える第一歩なのですが、
それを高い心理的ハードルにしてしまっている人が多いのも現実のように思います。
リーダーは「全部を背負わない勇気」を
リーダーにありがちなのが「チームの責任は全部自分にある」と背負いこむこと。目標を追い、業務を管理し、時にはメンバーの悩みも聞かなければならない…。
そりゃ、しんどいです。
でも、このコラムで何度も話題に出てきたように、大切なのは「完璧なリーダー」でいることよりも、「信頼されるリーダー」でいることではないでしょうか。
例えば、メンバーの話に耳を傾ける。
例えば、時には「ごめん、ちょっと助けてほしい」と素直に言える。こうしたことが日常に散らばっていることから、コミュニケーションラインが増えて信頼へと発展できるように思います。
メンバーは「わかってもらえない」と決めつけないで
一方、チームメンバーも「どうせ言っても無駄」と思い込んでしまうと、コミュニケーションの扉は閉ざされてしまいます。例えば、意見が反映されないと感じたら、伝え方を変えてみたり、タイミングを見直してみたり。それだけで、リーダーの反応も変わってくることがあります。
「聞いてもらえた」「受け止めてもらえた」
その経験ができるよう積極的にトライを続ける、ということもありです。
信頼関係は一日にしてならず
信頼関係を築くには、日々の小さな積み重ねが必要。
朝のあいさつ、声をかけるタイミング、何気ない雑談。
そうした日常の一コマにこそ、信頼の芽が宿ります。
また、チーム全体の空気を明るく保つには、リーダーの「雰囲気づくり力」が重要。
たとえば、「ありがとう」「助かったよ」といった感謝の言葉は、メンバーの気持ちを明るく、前向きへとしてくれるでしょう。
「話しやすさ」が最強のスキル
メンバーが意見を出しやすい環境、つまり“心理的安全性”のある職場は、自然とパフォーマンスも上がります。「何を言っても怒られない」「ちゃんと聞いてくれる」という安心感が、挑戦や創造性を後押ししてくれるのです。
(※「何をいっても怒られない」というのは社会的通念に照らし合わせて適正な範囲内でという前提を含んでいる表現です)
そのためには、リーダー自身が「聞く姿勢」を大事にすることがカギ。
答えを急がず、「なるほど、そう感じてたんだね」と一度受け止めるだけで、相手の心はぐっと開かれるのではないでしょうか。
「信頼」は、一方的に築けるものではないわけですから、リーダーとメンバー、どちらもが歩み寄ることで、初めて“いい関係”が生まれていきます。ちょっとした声かけ、少しの気配り。それだけで、職場は驚くほど変わっていきます。
今回は、次回のコラムの予告を。
次回は、若手リーダーが感じやすい「自信のなさ」や「プレッシャー」とどう向き合えばいいかを一緒に考えていきましょう。
