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「思考の癖に気づく」

「顔も見たくない相手と、どう付き合うか」

職場には、

「どうしても好きになれない相手」がいるものです。

(そうではない人も一定数はいるでしょうが)

私は、その彼女に「顔も見たくない」と思っていました。

毎日関わらなければならない相手だっただけに、

心的消耗は本当に激しかったからです。

もうこれ以上勘弁して!

そう思っていました。

しない、しない、作戦

私はあるとき決めました。

「この人に理解してもらおうとしない」。

理解してほしいと考えていたわけではない、

と言いたいところですが、

イラっとしていること自体を鑑みても、

わたしは「わからないのに、そんなこと言わないで!」と思っていたようですから、

結局は、

「ちゃんと理解してよ」「わかってよ」

と思っていたのだろうと考えたのです。

そこで、

意識的に、

「理解してもらう必要なし」

と心で唱えました。

そして、そんなことよりも

「関わる量を最小限にする」ことを優先しました。

具体的には、

    •    会話は業務に必要なことだけ

    •    返事は短く「承知しました」「はい」程度

    •    物理的にもなるべく距離をとる

このように関わりを最小化することで、

感情の乱れはだいぶ減りました。

相手がわかってくれない以上、

はっきり伝えるか

関わりを抑えるか

どちらかの選択肢だ、と思ったのです。

そしてわたしは、自己主張をする相手に対して自己主張をするのは苦手であることを自覚していたので、自分を無理に変えようとするのではなく(楽しみながら自分のスタイルを変えることができなかったのです😰変えようとして、過度なストレスを感じてしまいました)関わりを抑えることを選択しました。

結果を引き受ける覚悟

もちろん、結果を引き受ける覚悟を決めました。

わたしが距離を取ると、当然相手はそれに対する反応をしてくると思いました。

自分から距離を置かれる可能性も高い。

でも、それを引き受けようと思いました。

そういった守り方も大事だ、と判断できました。

無自覚の怖さ

ところが、

それでも相手は「私のこと、こう思っているでしょ?」

と言ってきました。

この頃、心理学の専門家と飲みにいく機会があって、

この状況を話してみたところ、

「可能性の話だけど、その彼女はあなたに承認欲求を送ってきているのかもね」

そういえば、その見方もある。

それからしばらくも、度々腹が立ちましたが、

境界線を引き、受け流すことを継続しているうちに、

相手は、

「人と距離をとりたがる人」など分析をしたようでした。

今度はそんなふうに言われるようになりました。

こうして、

心理的な距離ができ、

物理的にも距離が置かれ始めました。

激しい感情にみ出されなくなってくると

ストレスもずいぶん緩和され、

仕事に集中できるようになりました。

と冷静に対応できる自分になれていきました。

人間関係は変えられない部分が多いからこって

大切なんだと、

この時、実感しました。

しかし、彼女との戦いはまだまだ続いたのであった。

(勝手に妄想しているだけですが)

この記事を書いた人

marco

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