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「ポジティブ」とは

「ポジティブ」とは何でしょうか?

個人的には明確な定義を持っていましたが、
最近、ある出来事をきっかけに、
この言葉の意味が少しわからなくなりました。

負を開示した朝

あるプログラムに参加したときのことです。
二日目の朝、
受講者同士が前日の学びをシェアする時間がありました。

オンラインでしたのでブレイクアウトルームで
私は、対話することになった相手に
前日のネガティブに感じた体験を話しました。

すると、どうやら相手も、
同様のことに直面する体験をしていたようでした。
ただ、相手はそれをポジティブに捉え直したという体験を語ってくれました。
その方の話を聞いて、「へ〜!そんなふうに見方を変えられるのか!」と目から鱗。
私も今度からぜひそうしたい!とヒントを得ることができて、
そのかたに感謝m(_ _)mでした!

その後メインルームに戻ったとき、
全体シェアの機会がありました。
順番に回ってきて、必ず発言の機会が来ます。

自分の番になったとき、私はその目から鱗体験をしました。

普段、人前で自分の“負の面”を語ることはほとんどありません。
(励ましだとか、方法論の提示がくるのが嫌なため😆)
けれど、その朝は正直に話してみようと思え、
・昨日の体験を、自分がネガティブに受け取ったこと
・相手も同様の体験をしていたが、ポジティブに捉え直していたこと
・その話を聞いて、そういう見方があるのか、と目から鱗だったこと
・これからのものの見方のヒントになったこと
・今後はそのヒントでチャレンジをしてみたいと思え、朝から非常に気分が良いこと
を話しました。

なかなかの勇気がいる発表でした。
この発表をすることもまた、
いつもの自分と違った新しい肯定的な言動をすることができて、
成長しなような嬉しい気分で発表を終えました。

自分の負の思考についてを交えた人には話したくないと思えるような内容でしたが、
話してみると、不思議なほどすっきりしたし、案外なんてことありませんでした。
心の中が少し整理されていくような感覚も持てました。
この体験は、私にとってポジティブな視点に切り替える大きな一歩でした。

そのお相手の方、ポジティブですね

シェアを終えた後、
主催側の方がこうコメントしました。

「その相手の変化が、ポジティブですね。」

その言葉を聞いた瞬間、
胸の奥が少しざわつきました。

その人は、発言者の私へのコメントではなく、
私のコメントを通して、コメントに登場する相手の方の思考の切り替え方について
素晴らしいと思う、というコメントをされました。

もちろん、悪気のない言葉です。
思考を切り替えるということについて
適切な例だと感じたから、拾ったのでしょう。

しかし、(繰り返しになり恐縮ですが^^;)
わたしは、胸の奥が少しざわつきました。

それともう一つ、
自分が考えていた「ポジティブ」という言葉が
少し揺らぎました。

〜ポジティブ”とは、誰の、どんな変化を指すのだろう?
〜言葉遣いを変えればOK? 笑顔になること? うまくいくこと?

実はわたしがかん変えていたポジティブは
例えば、痛みを抱えたとしても、そこから再び前を向くことでした。

自分が考えていた「ポジティブ」

私はこれまで、ポジティブを「現実を受けとめながら、もう一度歩き出す力」と捉えてきました。
それは、失敗を消す力ではなく、失敗の中から自分を再び立て直す力です。再構築する力のようなもの。

例えば、リーダーという立場になると、
「前向きでいなければ」「弱さを見せてはいけない」と思いがちです。
けれど本当にチームを動かすのは、実は弱さを受け入れられる強さのようなものだったりするケースを多くみてきました。

自分の揺らぎを受けとめ、そこから立ち上がる姿が、
メンバーの心を動かす場面は
自分の心に響くものもありました。

リーダーへの問い

あなたにとって「ポジティブ」とは何ですか?
成果や成功を指す言葉でしょうか?
それとも、揺らいでも戻ってこられる「回復力」でしょうか?

ポジティブとは、楽観的なマジックではなく、
何度でも立ち直るための内なる筋力のようなものだと思います。
これからのリーダーが持つべき「前に進む力」だと感じています。

それでも前に進む気持ちと思考と行動の切替。

一言で言えば?

ポジティブとは、笑顔になることではなく、
前に進む気持ちと思考と行動の切替。

あえて百節的な表現をすると、
「ポジティブ」とは落ち込まないことではない、
と思います。

それは、現実を受けとめ、それでも希望を見出す姿勢でもあって、
リーダーのあり方として参考になるのではないでしょうか。

この記事を書いた人

marco

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