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「つながりの再生」

今回は少し短いコラムですが、
先日、ドラスティックな体験をして、
深く思ったことを
書いてみます。

これまでのファシリテータ経験から、
何度も感じたのは、「人と人の関係が再び動き出す瞬間」ですごい、
ということ。

・会議では目を合わせなかったメンバーが、ある瞬間に相手の言葉に頷く。
・これまで対立していた上司と部下が、「あのときはつらかったね」と語り合う。
その瞬間、空気がふっと変わり、場の温度が上がります。

私はこれを、(まるで劇場版みたいなタイトルだけど)「つながりの再生」と呼んでいます。

この瞬間に立ち会うたびに、「人は変わる」という思いが再浮上し、
確信が深まります。
  →諦めそうになっていても、諦めまい!と思うわけです。
   要するに、わたしはまだその体験ができずにまごついています。

そしてその変化は、
外からの命令ではなく、
内側からの理解と共感によって起こることも、
わかってきました。

あらゆる職場にはいま、
成果や効率の裏で“人間関係の疲弊”が静かに進んでいます。

しかし、どんな関係も、
もう一度見つめ直すことからやり直せる機会があるように思えてなりません。

すれ違いの先に、もう一度関わりを取り戻す機会です。

“つながりの再生”とは、
単なる人間関係の修復のことを言っているのではなくて、
組織の中に「もう一度信じてみよう」という希望を取り戻すプロセスのようなものだと思っています。

リーダーが、相手を理解しようと一歩踏み出すとき、
チームの空気が変わり、沈んでいた力が動き始める、というもの。

だからこそ、組織の希望は「人と人の関係性の中」にあります。
どんなに仕組みを整えても、
関係が動かなければ組織は動かない。
けれど、関係が再び動き出せば、
組織は必ず変わっていきます。

つながりの再生は、
組織の未来を再構築する第一歩。
そしてそれを起こせるのは、
関係を信じる力を持って行動してみるというチャレンジができるリーダーではないかな、
と思っています。
(※ここでいうリーダーは、公的リーダーのことではありません。リーダーシップのことです)

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marco

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