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エピローグ 〜「理屈」を「架け橋」に変える旅の終わりに〜

あなたが今日放ったその『正しさ』は、相手との間に橋を架けましたか? それとも、誰にも越えられない壁を築きましたか?」

ドキドキしながら再生ボタンを押した時のに、不愉快な気持ちを映像の中の自分から感じ取ることから始まったこの旅も、今回で一応決着を。

画面の中の「理屈っぽくて、偉そうな私」に絶望し、枕に顔をうずめた夜が(若干オーバーですが)、今はもう遠い昔のように感じられます。

最終回となる今回は、この一連のプロセスを通じて私が見つけたもの、そして「理屈っぽい」ことに悩むすべての方へ伝えたいことを綴りたいと思います。

絶望は「分岐点(Bifurcation Point)」

旅の始まりは、強烈な自己嫌悪でした。
しかし、TEM(複線径路・等至性モデル)の地図を手に入れた今なら分かります。
あの録画を見た瞬間は、私のキャリアにおける決定的な「分岐点(B)」。

もしあそこで、「いや、私は正しいことを言っている。理解できない相手が悪い」と居直っていたら、私はそのまま「裸の王様ルート」を突き進んでいたでしょう。 あの時感じた「不快感」や「恥ずかしさ」というネガティブな感情は、私が変わるために避けて通れない「必須通過点(F)」でした。痛みがあったからこそ、私は立ち止まり、考え、変わることを選べたのです。

「理屈」は武器ではなく、地図である

この考察レポートを通じて、私は何度も「理屈」や「論理」の扱い方について自問自答してきました。
かつての私にとって、論理は自分を有能に見せるための「化粧」でした。自己呈示欲求(すごく見せたい)に突き動かされ、相手の気持ち(M機能)を無視して正論(P機能)を振りかざしていました。

しかし、PM理論を深掘りする中で 論理(P)そのものが悪いわけではないことを再認識できましたし、問題は、それを向ける「方向」と、それを支える「土台(M)」の欠如でした。

今の私にとって、論理は「大切な仲間とゴールへたどり着くための地図」でもあるようだということも、実は感じながら、レポートを書いていました。
地図は正確な方が良いですが、地図だけを叩きつけて「行け」と命じても人は動きません。 「この地図によると、こっちが近道みたいだね。一緒に歩いてみない?」 そうやって声をかけ、互いに励まし合いながら進むための道具。

「アンラーン」し続ける勇気

25年のキャリアは、私に自信を与えてくれましたが、同時に「素直さ」を奪う鎧にもなっていました。 「私は知っている」という前提を疑うこと(批判的思考)。 「先生」の仮面を脱ぎ捨て、再び「生徒」に戻ること(アンラーン)。

これらは、口で言うほど簡単ではありません(だって、年中アンラーンできていない自分と直面するから)。自分の無知や弱さを認めることは、わたしにとっては身を切るように怖いことです。 ですが、その恐怖を乗り越えて「分かりません」「教えてください」と言えると、逆説的ですが、私は初めて本当の意味で周囲からの信頼を得られるように思います(ここ最近のちょっとしたチャレンジによってわかったこと)。

リーダーの強さとは、正解を知っていることではありません。
「正解がない中で、共に悩み、考え、進んでいこうとする姿勢」そのもの。

「理屈っぽい」

もし、これを読んでいるあなたが「正論を言っているのに人が離れていく」「理屈っぽいと言われて傷ついている」としたら・・・。

あなたのその「論理的思考力」や「細部へのこだわり」は、決して欠点ではないということと、磨けば素晴らしい「貢献の力(P機能)」になるということを今回お伝えできたのではないかと思います。
その、検証対象がわたしってことでした・・・。
おそらく、ほんの少し「使い所」と「配合」がズレている、それによっていろんな不具合が生じるようです。

• 矢印を「自分(有能さの証明)」から「相手(貢献)」へ向けてみてください。
• 論理という「種」を撒く前に、共感という「土壌」を整えてみてください。
• そして何より、あなた自身の弱さを許してあげてください。

  ↑ 自分に入っていると言っても過言ではない。

もの(理)は、使いようってことですかね。


ひとまず、レポートはここまで。

2月からはまた新しいテーマを追求していきますね。
これからもよろしくお願いします。

※明日1月30日のブログはお休みします。
 2月2日からのブログでお目にかかりましょう。

この記事を書いた人

marco

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