営業時間:平日10:00~17:00

070-5054-3110

休業日:土日祝日 年末年始季節休暇

第3回:決める会議に変える鍵は、ファシリテーターの“舵取り力”

■ 終わったあとに「で、結局?」と言わせないために

「今日の会議、何か決まったっけ……?」

会議終了後、こんな疑問が残った経験はありませんか?

それは、場をリードするファシリテーターの不在、あるいは役割が明確でなかったサインかもしれません。

参加者が思い思いに発言していても、話が散らかったまま終わってしまうのでは、成果にはつながりません。

今回は、MTGの場面を“決まる場”へと導くために、ファシリテーターが果たすべき3つの具体的な役割をご紹介します。

■ MTGの質を高めるファシリテーターの3つの役割

1. 意見を引き出す:沈黙の壁を破るひと言を

参加者がなかなか話し始めないときこそ、ファシリテーターの腕の見せどころです。

「最近どうですか?」のような抽象度は高いけれど考える自由度が高い柔らかい導入や、「○○さん、この点についてどう感じますか?」と特定的に問いかけることで、対話のきっかけが生まれます。

特に日本の会議等では、沈黙=賛成と受け取られがち。

そうした空気を崩し、自然な発言を引き出すことが大切です。

2. 対話の内容を整理する:話の交通整理はファシリテーターの役目

会話があちこちに飛び始めたと感じたら、ファシリテーターが“地図”を描きましょう。

「今出ているのはA案とB案。Aにはこのメリットが、Bにはこの懸念がありますね」といった要約があるだけで、議論がグッと前に進みます。

また、話の流れをホワイトボードなどで可視化すると、参加者全員の認識がそろいやすくなります。

これは、ファシリテーションフラッフィックと呼ばれるスキルです。

3. 合意形成を促す:前進するための道筋を描く

意見が割れたまま終わってしまうのはもったいないこと。

ファシリテーターは、対立しているように見える意見の中に共通項を見出したり、「どこまでなら歩み寄れるか」を丁寧に探る問いかけを行います。

たとえば「目的を優先するなら、どちらが近いと思いますか?」と投げかけることで、対立ではなく協議へと対話を導くことができます。

■ 「話す場」を「決まる場」へ

ファシリテーターは、MTGなどを円滑に“回す”だけでなく、対話を“整え、導いていく”存在でもあります。

意見を引き出し、流れをまとめ、合意を形成する・・・この3つの役割を意識することで、MTGの質は劇的に変わります。

その舵取り力こそ、これからの組織に求められるファシリテーターの真価です。

次回は、ファシリテーションに欠かせない「4つのスキル」について深掘りしていきます。

この記事を書いた人

marco

関連記事

  • いろいろプロセス
  • コミュニケーション
  • ステレオタイプ
  • リーダーシップ
  • 能力開発
アンカリングバイアスで高額講座を買ってしまった

アンカリングバイアスとは、最初に得た情報が後の判断に強く影響する心理現象です。 […]

  • コミュニケーション
  • チームワーク
  • リーダーシップ
リーダーシップとフォロワーシップ

なんだかんだ言って、リーダーシップとフォロワーシップの違いがわからないというご質 […]

  • コミュニケーション
  • バイアス
  • リーダーシップ
 「自己認識のズレ」から見る職場のコミュニケーション改革

先日、ある研修で興味深いコメントをいただきました。 「上司など関係なく、ある一定 […]

  • いろいろプロセス
  • まるこのファシリテータ体験記
  • コミュニケーション
  • ファシリテーション
  • 人生:LIFE
  • 仕事のスキル
  • 体験学習
  • 成人発達理論と体験学習ラボラトリー
  • 能力開発
「その質問は、学ぶためか、教えるためか?」

知っているのに知らない自分(意味不明) 先日、私が開けた「パンドラの箱」http […]

  • コミュニケーション
Feed Back 談 2

前回の続きです。 Feed Back談1 前回引用した例はこちら ↓ あなたは、 […]

  • OJT
  • いろいろプロセス
  • グループプロセス
  • コミュニケーション
  • ファシリテーション
  • 体験学習
デューイの『経験と教育』に学ぶOJT」5回目

 ~私が24年間で気づいた経験学習の本質~ ※個人の見解が入っています […]