自己概念が変わると、組織の動きが変わる
― リーダーの内面から始まる変化 ―
ここまで、自己概念と行動の関係について見てきました。
では、この自己概念が整っていくと、
組織にはどのような変化が起こるのでしょうか。
一つのキーワードが「自己一致」です。
自己一致とは、
「感じていること」「考えていること」「言動」が大きくズレていない状態です。
この状態に近づくと、
コミュニケーションの中に余計な緊張や無理が減っていきます。
例えば、
迷っているときに「少し考えさせてほしい」と言える。
困っているときに「ここは一緒に考えたい」と伝えられる。
こうしたやり取りが増えると、
チームの中に自然と安心感が生まれます。
ここで起こる変化は、とても静かですが確実です。
メンバーが自分の考えを出しやすくなり、
意思決定の質が上がり、
結果としてチーム全体の動きが変わっていきます。
これは「エンパワーメント」と呼ばれる状態に近いものです。
ふりかえる
ただし、これは制度だけで実現するものではありません。
リーダー自身の在り方が大きく影響します。
リーダーが「自分一人で抱えなければ」と思っていると、
チームも同じように閉じていきます。
一方で、「頼ってもよい」「一緒に考えてよい」という前提があると、
チームにもその空気が広がります。
最後に、実践としてシンプルな方法を一つ。
日々のやり取りのあとに、
ほんの少し「ふりかえり」をしてみるのはどうでしょうか。
・あのとき、自分はどう感じていたか
・どんな言葉を選んでいたか
・違和感はなかったか
特別な時間を取る必要はありません。
短い時間でも、続けていくことで見え方が変わってきます。
🔻YouTubeでもお話をさせていただきました
ジャーニー
自己概念は、一度変えたら終わりではなく、
経験の中で少しずつ更新されていくものです。
そして、その変化は、
リーダー自身だけでなく、チームにも広がっていきます。
組織を変える前に、
まず自分の見方に気づいてみる。
そこから始まる変化は、思っている以上に大きな力を持っています。








