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なぜ同じ環境でも、行動が変わるのか

― リーダーが知っておきたい「自己概念」―

同じ職場、同じ上司、同じ業務内容。
それなのに、いきいきと働く人と、どこか消耗していく人がいる。

この違いはどこから生まれるのでしょうか。

スキルや経験の差ももちろんありますが、それだけでは説明しきれません。
もう一つ、見えにくいけれど大きな影響を持つものがあります。

それが「自己概念」です。

自己概念

自己概念とは、
「自分はどんな人間か」「自分はどのように振る舞う存在か」
という、自分自身に対する認識のことです。

少しやわらかく言うと、
「自分という人間の取り扱い説明書」のようなものです。

例えば、
「自分は人前で話すのが苦手だ」と思っている人は、
その場面になると無意識に発言を控えます。

一方で、
「自分は意見を求められる存在だ」と思っている人は、
自然と発言の機会を探します。

つまり、人は「現実」に反応しているようで、
実は「自己概念を通して現実を解釈し、その通りに行動している」のです。

ここで大切なのは、
この自己概念は必ずしも事実ではない、という点です。

🔻YouTubeでもお話をさせていただきました

自己概念は必ずしも現実ではない

過去の経験や周囲からの評価によってつくられた「思い込み」であることも少なくありません。

そして、この自己概念は、リーダー自身だけでなく、
チームにも影響を及ぼします。

リーダーが「自分は余裕がない」と感じていると、
チームへの関わりもどこか硬くなります。
逆に、「自分はチームを支えられる存在だ」と捉えていると、
関わり方にも余白が生まれます。

教育現場の研究でも、指導者の状態が学習者の意欲や満足度に影響することが示されています。
これは職場においても同様です。

つまり、リーダーの自己概念は、
個人の問題ではなく、組織全体に影響する要素なのです。


ここで一度、問いを置いてみたいと思います。

「自分は、どんなリーダーだと思っているか」

少し立ち止まって考えてみるだけでも、
見えてくるものが変わってくるかもしれません。

この記事を書いた人

marco

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