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清潔さとリーダーシップ

見た目以上の影響力

「清潔さがリーダーシップにどう関係するの?」と思う方もいるかもしれません。でも、実はこれ、職場の雰囲気や信頼感に大きな影響を与える要素なんです。清潔さが、チーム全体にどのような影響を及ぼすのか、少し掘り下げて考えてみましょう。

清潔さが信頼感を生む

清潔感のある人は「信頼されやすい」という点は否めないようです。清潔さは、自分自身を大切にし、周囲を尊重する姿勢の表れでもあります。たとえば、アイロンのかかったシャツや磨かれた靴を見て、「この人は細部に気を配る人だな」と感じた経験はありませんか?その印象が、業務に対する期待感や信頼感につながることがよくあります。

一方で、清潔感が欠けていると、「この人、他のことにも無頓着なのでは?」と見られてしまうこともあります。特にリーダーという立場では、自分の印象がそのままチームの印象に直結するため、この点は気を配りたいところです。

デスク周りと信頼感

ある企業で研修を行った際、リーダーのデスクが散らかっていることが話題になりました。リーダー自身は「忙しくて片付ける暇がない」と言っていましたが、部下たちはこう感じていました。「この人は自分の仕事を整理する余裕がない。だから、私たちのサポートも期待できない」と。

この話から分かるのは、清潔さや整理整頓が、見た目以上に「仕事への姿勢」や「他者への影響力」として評価されるということ。デスク周りや身だしなみの清潔感は、自分の内面を映す鏡とも言えそうです。

〜清潔さが心理的安全性を守る〜
清潔感には、もうひとつ大事な役割があります。それは、チームの「心理的安全性」を守ることです。心理的安全性とは、簡単に言うと「ここなら安心して働ける」と思える感覚。職場環境が清潔で整っていると、自然とその感覚が高まります。

たとえば、共有スペースが汚れていたり、誰も片付けをしなかったりする環境では、どう感じるでしょう?「私も適当でいいや」と無責任な行動を助長してしまったり、「ここは誰も私たちのことを気にかけていない」と感じてしまったりします。逆に、清潔な環境を維持することは、安心して仕事に集中できる場作りの基本だと思います。

清潔さを通じて「お手本」を示す

「清潔さを保つ」と言葉で伝えるより、自分自身がその姿勢を見せる方が、チームに与える影響ははるかに大きいです。

私が過去に関わったプロジェクトで、特に印象に残っているリーダーがいます。その方は、朝一番に自分のデスクを軽く拭き、整理整頓してから業務を始めていました。また、チーム全員で毎月一度、オフィスの掃除をするルールを提案。楽しさをプラスするため、掃除中にBGMを流したり、担当場所をくじ引きで決める工夫もしていました。

その結果、職場全体が「心地よい空間」に変わり、メンバー同士のコミュニケーションも活発になりました。清潔さは伝染するものだと感じた瞬間でした。

無理なく実践するために

もちろん、「清潔さを保つ」と言っても、完璧を目指す必要はないと思います。忙しい毎日の中で、できる範囲で少しずつ取り入れてみるのはどうでしょう?

たとえば:

朝一番にデスクを整える
身だしなみを鏡で確認する
週に一度、チームで掃除の時間を設ける
また、少しユニークな方法として、月に一度「オフィスビフォーアフターコンテスト」を開催するのも面白いかもしれません。誰のデスクや共有スペースが一番きれいかを競うことで、ポジティブな動機付けにつながることもあります。

影響力ハンパない!

清潔さは単なる「見た目」の話ではなく、「信頼感」「心理的安全性」「チームの文化」を支える大切な要素です。自分自身の身だしなみや環境を整えることで、チーム全体に良い影響を与えられる。それもリーダーシップの一部だと私は考えています。

清潔さを意識するのは、ちょっとしたことからで十分。それがチーム全体のエンジンを整える第一歩になるのではないでしょうか?

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marco

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