営業時間:平日10:00~17:00

070-5054-3110

休業日:土日祝日 年末年始季節休暇

【第6回】対話を活性化する質問と合意形成のテクニック

■ 質問で場をあたためる

会議や研修で「今日はなんだか発言が少ないな…」と感じる瞬間、ありますよね。シーン…とした空気に耐えるのは、進行役にとってなかなかの試練です。そんなとき頼りになるのが“質問力”。よい問いは、まるでカフェで差し出された温かいコーヒーのように、場をほぐし、発言を引き出してくれます。そして、意見がぶつかったときには、合意形成という次の一手が必要になります。

■ 実践的な質問と合意形成の工夫

1. オープンクエスチョンで空気を揺らす
「どう思いますか?」「気になることはありますか?」
そんな答えが一つに決まらない問いを投げると、参加者の思考が自然に広がります。
沈黙続きの場でも、誰かが「そういえば…」と口火を切ってくれることが多いものです。

2. 具体例を求めてリアルにする
「それはどんな場面で感じましたか?」「たとえば、どういうケースでしょう?」
意見がふわっとした抽象論から、臨場感のあるエピソードに変わり、議論がグッと血の通ったものになったります。

3. フォローアップで会話にリズムを
一度きりの発言で終わらせず、「今のお話を聞いて、他の方はどう感じますか?」と投げかけると、ボールが次々に回っていきやすくなります。すると、「あ、ちゃんと聞いてもらえているんだ」という安心感も広がり、場が少しずつ和やかになっていきます。

4. 合意形成には“共通項探し”を
意見が分かれるのは、むしろ健全なこと。
その上で、そのままでは終われません。
だから、「両者に共通している点は?」「この場の目的に照らすと、どこに落としどころがある?」と視点を切り替えると、対立が“袋小路”から“新しい道”に変わります。

■ 問いで場を動かす

良い問いは、場をあたため、思考を広げ、対話を前に進めます。そして合意形成を意識することで、議論は「ただ話した」から「次につながった」へと変わります。沈黙におじけづく必要はありません。むしろ「よし、ここで一つ投げてみよう」と思えたら、その瞬間からあなたは“沈黙ブレーカー”です。 

この記事を書いた人

marco

関連記事

  • まるこのファシリテータ体験記
  • コミュニケーション
  • ファシリテーション
  • リーダーシップ
  • 仕事のスキル
  • 体験学習
  • 成人発達理論と体験学習ラボラトリー
  • 能力開発
「演じる」と、どうなるか?

「なりきること」は、本当に人を変えるのか― “演じる自分”と社会心理学 ― 「自 […]

  • コミュニケーション
  • 職場の心理的安全性
  • 能力開発
  • 自己内プロセス
「No」と返ってくる人との距離感、どうしていますか?

何気ない会話を通して、相手との気持ちのつながりや共感が感じられると、なんだかほっ […]

  • グループプロセス
  • コミュニケーション
  • チームワーク
苦手な同僚との接し方 第3回目

「仕事はチーム戦。でも距離感も大切」実務で使えるコミュニケーション習慣 職場には […]

  • いろいろプロセス
  • コミュニケーション
  • 人生:LIFE
感情と協働するという選択

「感情のナビゲート」を実践して気づいたこと このテーマを実践して感じたのは、「感 […]

  • チームワーク
  • メンタルヘルス
  • リーダーシップ
早速始めよう!

健康的な生活習慣がリーダーシップに与える影響 個人的な話になりますが、最近のわた […]

  • コミュニケーション
  • リーダーシップ
  • 能力開発
良いリーダー気取り ベスト5

どこまでも上から目線目線を動かしているつもりでも実は動いていない人の特徴ベスト5 […]