【成人発達理論をラボる】体験学習で読み解く成人発達理論わたしこそ入門シリーズ3
そして、↓このテーマに取り組みます。
キーガンの発達段階モデルを正しく理解する
ロバート・キーガンはハーバード大学で発達心理学や教育学を研究し、成人の内的構造と発達過程に注目した理論で知られています。彼の理論は、子どもの発達を扱ったピアジェや、道徳発達を論じたコールバーグなどの系譜を引き継ぎつつ、成人が職業的・社会的文脈の中でどのように複雑な認知構造を獲得するかに焦点を当てて(と、今のところ解釈をして)います。
キーガンの発達段階モデルは、正式には段階0から段階5までの六つの段階で構成されています。
ただし、成人期に焦点を当てる場合、主に段階2から段階5の四つを扱うことが一般的。
各段階の特徴を、一般的な解説として以下のように整理できると思っています。
段階2は道具主義的段階と呼ばれ、自己の利害や目的を基準として物事を判断
・この段階では他者の視点は理解できますが、あくまで自分の目的を達成するための手段
段階3は他者依存的段階あるいは社会化された心と呼ばれ、対人関係や所属感を重視
・この段階では自己が他者の期待や関係性に埋め込まれており、他者の視点を内面化しますが、それらを客観的に吟味することはまだできない
段階4は自己主導的段階あるいは自己変革的心と呼ばれ、自律性が高まり原理やシステムを扱えるようになる
・この段階では自分自身の価値体系や理念を構築し、それに基づいて判断できますが、その価値体系自体と同一化している状態
段階5は相互発達的段階あるいは自己変容的心と呼ばれ、複数の視点を統合し、状況に応じて自己を再構成できる
・この段階では自分の価値体系さえも客観的に見つめ、必要に応じて変容させることが可能
この辺りも、正確に理解を進めていきたいと思いますし、
積極的にラボラトリーしていきたいと思います。
欲張りすぎているかな・・・
と。ちょっと不安ですが😰








