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「感情的なリーダー」は信頼を失う? なぜ「感情を大事にすること」が必要なのか
リーダーに求められる資質はさまざまですが、その中でも「感情の扱い方」はチームの結束や成果に大きな影響を与えます。感情をコントロールできずに部下に当たり散らしたり、気分によって態度が変わったりするリーダーがいたら、メンバーはどう感じるでしょうか? おそらく、「今日は機嫌がいいのか悪いのか」「どのくらいの距離感で接するべきか」と常に気を使い、安心して仕事に取り組むことが難しくなるでしょう。
一方で、感情をまったく表に出さず、ロボットのように淡々と指示を出すリーダーも、部下にとっては近寄りがたく、信頼関係を築くのが難しくなります。重要なのは、「感情的にならずに、感情を大切にすること」。では、その違いとは何でしょうか?
なぜ「感情を大事にすること」が必要なのか
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人は感情で動く生き物です。
嬉しいとやる気が出るし、悔しいと次は頑張ろうと思う。
職場でも、上司の一言で「よし、やろう!」と行動が促進されることもあれば、逆に「もういいや…」と心が折れてしまうこともあります。
リーダーが感情を適切に扱うことで、チームの雰囲気は大きく変わります。
たとえば、部下がミスをしたとき、「なんでこんなこともできないんだ!」と怒鳴るリーダーと、「今回のミスは残念だったけど、次につなげる方法を考えよう」と冷静にフォローするリーダー。
どちらの言葉をかけられたほうが、部下は前向きに次の仕事に取り組めるでしょうか?
感情を大事にするとは、単に優しくすることではなく、「相手の気持ちに配慮を示しながら、適切な対応をすること」です。ときには厳しいことを伝えなければならない場面もありますが、その際も感情的に怒るのではなく、相手が受け入れやすい伝え方を意識することが大切です。
「感情的になる」と「感情を大事にする」の違いを具体例で見る
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では、「感情的になる」と「感情を大事にする」の違いを具体例で見てみましょう。
▼感情的になるリーダーの例
- 部下が報告を忘れたことに対し、「なんで報告しないんだ!」とその場で感情を爆発させる
- 朝から機嫌が悪く、チーム全体にイライラをぶつける
- 好きな部下には優しく、そうでない部下には冷たい態度をとる
▼感情を大事にするリーダーの例
- 部下のミスに対し、一度冷静になり、「何が原因でこうなったのか?」と一緒に振り返る
- 部下が不安を抱えているとき、話を聞き、解決策を一緒に考える
- 喜びや悔しさといった感情を適度に表現し、チームの一体感をつくる
ポイントは、「感情を否定せずに、適切に扱うこと」です。
リーダーが自分の感情を適切に伝え、部下の感情にも寄り添うことで、職場の雰囲気は大きく変わります。
ポイントは、「感情を否定せずに、適切に扱うこと」
感情をコントロールしながら、温かみのあるリーダーになるために
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では、感情を大事にしながらも、感情的にならないリーダーになるにはどうすればいいのでしょうか?
一呼吸置く習慣をつける
・怒りや苛立ちを感じたとき、すぐに反応せず、一度深呼吸をしてみる。
感情的に反応しそうになったら、「なぜ自分は今、こう感じているのか?」と内省する習慣をつけるだけでも、感情のコントロールがしやすくなります。
部下の気持ちに目を向ける
・「この言葉をかけたら、相手はどう感じるか?」を意識する
感情的な対応を避け、より適切な言葉を選べるようになります。
ポジティブな感情も意識的に伝える
・「ありがとう」「助かったよ」「いいアイデアだね」といった前向きな言葉を積極的に使う
チームの雰囲気がよくなり、部下も安心して仕事ができるようになります。
感情をコントロールしながらも、部下の気持ちに寄り添うことで、チームの信頼関係が深まり、結果として成果にもつながります。
リーダーとして「感情の扱い方」を改めて見直してみるのは、いかがでしょうか?
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