
刻々と夢中になる選択

今週、タイトな納期に向けて、まず私がしたことは「選択と集中」の実践でした。
この1週間、メールチェックは1日2回に限定し、SNSは休憩時間以外はオフ。研修プログラムの設計に没頭するために、あえて「情報遮断」の状態を作りました。驚いたことに、普段何気なく費やしていた時間がこんなにあったのかと気づかされたほどです。
そして、作業を細分化しました。
各モジュールごとに、設計の時間・プロセスシートの組み立て時間・ワークの作成時間、そして最後にスライドの作成、と時間を割り振り、微調整。
日ごとのゴールを明確にして、「今、ここ」に集中できました。
「タイムブロッキング」という手法もフル活用しました。
例えば「10時から12時はワークシート作成に集中」と決めたら、その時間はとにかくそれだけに没頭する。途中で思いついたアイデアや気になることがあっても、すぐにメモするだけにして、作業の流れを途切れさせないようにしました。
気づけば、時計を見るのを忘れるほど夢中になっていました。部屋が暗闇になっていたことも!パソコンの灯りだけ💦に。心理学では、このような状態を「フロー状態」と呼びます。時間感覚が失われるほど没頭できる状態こそ、私たちの創造性が最も高まるときなのです。
集中のあとの小さな代償

しかし、そんな夢中な日々にも代償はありました。1日の終わりに椅子から立ち上がったとき、肩と首にコリを感じたのです。
「あれ?いつの間に固まってたんだろう…」
長時間のPC作業で姿勢が悪くなっていたようです。これも「選択と集中」の落とし穴かもしれません。集中するあまり、自分の体のケアを忘れがちになるのですσ^_^;
私たちが職場で同僚に「集中して取り組むこと」の大切さを伝える際、このバランスについても触れる必要があると感じました。生産性を高めることは素晴らしいことですが、そのために健康を犠牲にしてはいけないのです。
達成感という報酬
昨夜、冷蔵庫から取り出したビールの味は格別でした。

「やり切った!」という達成感と、「納期に間に合った!」という安堵感。それに加えて「満足できるものが仕上がった!」という満足感。ここまでくると、この後、改良提案をいただいても、かえって積極的に受け入れて修正ができます!
これら全てが混ざり合った何度も言えない感情が、ビールの苦みと絶妙にマッチしたのです。
皆さんも経験があるのではないでしょうか?全力で取り組んだ後の「疲れたけど、充実している」という不思議な感覚を。この感覚こそ、私たちが仕事に意義を見出す瞬間なのかもしれません。
改めて思います。「選択と集中」とは、単に効率を上げるためのテクニックではなく、仕事の質を高め、そして仕事の喜びを深く味わうための道具なのだと。
来週からも、わたしはまだまだプログラムの開発に熱中します。
このコラムをお読みいただいている方々にも、「夢中になる喜び」を体験していただけたら嬉しいです。
来週、「選択と集中」を試してみませんか?
きっと、週末のご褒美が、いつもより少し特別に感じるはずです✨

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