リーダーシップって、特別な才能と言うイメージがあるので、
どこかに探しに行く人も多いようです。
しかし!なのです。
実はすでに自分の中に種子が植っています。
それを育てるのが、自分のリーダーシップ磨き。
例えば大事なのが「自己認識力」。
これは言い換えれば「自分を知る力」。強みや弱みを正直に見つめ直すことで、チームからの信頼を得やすくなります。自分の例なのですが、感情的になりやすい自分に気づいて落ち込んでいました。直らないなぁと思って開き直っていた時もありました。
他方で、時々何かの拍子に現れる妙な冷静さを自分が持っている認識もありました。没入できないというか、外から見てしまうような奇妙な癖です。そこで、「何かの拍子」ではなく「保てる」工夫を見つけて、それを練習をしてみました。(書くは易し、なのですが)ないものを身につけるというより、自分の素材を活かす感じです。
最近になって思うのは、感情的になった時に瞬間的に俯瞰して考えようとしている自分がいることを認識できることがあり、ウヲォ!と思うことがあります。(抽象的ですみません)
後輩のミスがびっくりするくらいの凡ミスをしてそれが取引先に損失を与えるものだったとき、感情的になりました(また😰)。思いとどまったのは、一瞬「この怒りをぶつけたらどうなるだろう?」と冷静に考える自分です。考えた瞬間、感情をそのまま表出される行動は止まります。
それで、その時は「怒るよりも、どうしたら改善できるかを一緒に考えた方が、後輩はもちろん、顧客のためになるよね」と考えていました。
こうした冷静さを取り戻す時間が、感情を一度落ち着かせてくれて、それからはそのことに対応するよう努めました。
実は、この時、自分の成長を実感して嬉しくもありました。「俯瞰して考える」力は少しずつ鍛えられるものなんだな、と感じることができた一件です。
次に「柔軟な思考」も必要です。(これは、わたしにとってかなり高い難易度!)
状況はいつも変わるもの。新しいアイデアを受け入れる柔軟性がチームに新たな風を吹き込むきっかけになります。
そして「共感力」も欠かせません。
一人ひとりに気持ちがあることを意識として認識している上で、
相手の気持ちや考えを想像できる(しようとする)リーダーは、
信頼され、頼られる存在になります。
これについても、練習で身につきます。
管理職の役割と責任の理解
管理職って、とにかく忙しい!でもその役割を整理すると、シンプルな骨子が見えてくる!
「チームの方向性を示す」
これは「地図」のような存在です。
メンバーが迷わないように、どの方向に向かうのかをしっかり示すことです。
例えば「このプロジェクトの成功でどんな未来が描けるのか」を話してみてください。
メンバーの興味関心に大きな変化が起こるのではないでしょうか。
「問題解決の支援」
研修で出会った部長クラスの人の経験を聞いていると、「部下が自分で解決する力をつけられるように、そっと背中を押してあげるくらいがちょうど良い」ようです。
部下の悩みを全部解決しようとすると、自分がパンクします😰ものね。
「メンバーの成長をサポート」
「強みを引き出し、少しずつ成長を実感してもらえるような工夫」のことです。
ここでは「任せる」ことはキーワードになります。
何を、どのくらい、など決めてから任せ始めると良いですね。
コーチングを担当していて、「任せる」ことが何よりも成長の近道になることを実感しています。
心理的安全性を高める方法
心理的安全性って言うと、漢字の羅列で小難しく感じがちではありますが、「ここでは自由に話していいんだ」とみんなが思える環境のことです。
まずは「ミスを許容する文化」を作るというのはどうでしょう。
ミス自体に意識を集中するのではなく、「ミスから何を生み出すか」それをここでは「ミスを許容する文化」と表現してみました。
ミスは日常的に起こるものです。普通すぎるくらいよく起きる。同じミスを繰り返し続ける(学ばない)ことは問題ですが、基本姿勢は「ミスから価値が生まれる」「挑戦することは価値を創造する過程」として、それを伝えるだけで、チームの雰囲気が変わってきます。
私も以前、失敗を悪玉だと認識していた後輩に逐一ミスを指摘されて落ち込みましたが(ミスが多いっていうご指摘もあると思います。ありがとうございます)
「あのミス、こうして形にした!」とミス活かしの術を使いまくって、その結果を全部伝えたら、わたしへの態度が変わっていきました。
初期の頃は、若干下に見られていたような気がしていたけど、そのうち同等以上になったかんじ😆
次に「率直なコミュニケーション」を意識するのも大事。
自分が本音で話すことで、周囲も「言っていいんだ」と感じられます。
個人的には「本音」という言葉よりも「本気」という言葉の方が好きですが。
本気で話す。
そして「信頼関係を築く」。
そのためには1to1で話をする機会を定期的に開いてみると良いと思います。
10分くらいでもいいです。これは、とても効果があると思っています。
自信を持つための具体的な方法
自信を持つには、日々の小さな成功体験がカギになる、それがわたしの考えです。
「えっ、それだけ?」と思うかもしれませんσ^_^;、そう、それだけです。でも、それが大事。
たとえば、毎朝の朝礼でポジティブな話題を一つ共有してみる。
これだけで、毎日「今日もやったぞ!」という気持ちになれます。
大事なのは、それを認識できることなので、
「成功事例をふりかえる」ことも大事ですね。それと、積み重ねます。
一つだけだと、過去に執着して、過去の栄光に生きることになってしまうので、毎日積み重ねていくこと。時には、結構前の成功を思い出すと、「あ、私、こんなこともできたんだ」と忘れていたもの(自信)をもう一度拾い上げることもできます。気持ちが大きくなると、視野も大きくなるので、おすすめです。
最後は「自己研鑽」。
本を読むのもいいですし、研修に参加するのもおすすめです。
「学んでいる」という感覚が、自然と自分を後押ししてくれます。
わたし、一時期、何かといえば論語を読んでいました。
素材の棚卸しをいたしましょう!
リーダーシップは生まれ持った才能ではなく、後からでも十分身につけられるスキルです。
心配いりません。ちょっとしたことを、コツコツやっていくと、楽しくなるし、驚く日(あ、これできる!のような時)に遭遇します。
まずは「素材を棚卸し」しましょう。
あなたの中には、どんな種子が撒かれているのでしょうか。
そのたねを育てていきませんか。
ぜひ、ご利用ください。
当研究所では、研修のご導入をご検討の企業担当者の方に向けて
無料相談会を開催しています。
ヒューレット・パッカード社の創業者が残した「人の成長なくして企業の成長はない」というメッセージは、その後リーマンショック等を経て事実上各社で証明され続けている実態があります。こうしたことからも、企業では社員を育成するための様々な研修を企画されていることと思います。
当研究所では、研修のご導入をご検討の企業担当者の方に向けて企業様ごとの個別無料のオンライン相談会を開催させていただいております。お気軽にお問合せ・お申し込みください。
そのほか、自社の研修を新たに導入することに関するご相談をオンラインでお受けしています。
・現状ではどういった研修を導入すると良いのか
・研修はどの頻度で実施すると良いのか
・フォローアップはどのように進めると効果があがりやすいのか
・階層ごとにどういった教育が必要なのか
・自社の教育体系施策を作成したいが、作り方がわからないし現実的かがわからない
など、従業員育成に関するあらゆるご相談を無料でお受けしております。
ご希望の方は、以下のお申し込みフォームからお申し込みください。
追ってご連絡をいたします。
ぜひ、無料個別相談をご利用ください。
組織こうどう研究所