どこまでも上から目線
目線を動かしているつもりでも実は動いていない人の特徴ベスト5
あ、いや。何があったんだ?というようなタイトルになってしまいました。
σ^_^; ちぴぃヒラサワも、日々色々あるんだなぁと思いながら読んでください。
さて、本題です。
仕事場で誰もが一度は感じたことがあるのではないでしょうか。
「この人、自分では周りのことを考えているつもりかもしれないけれど、結局、上から目線だな」と。
こうした態度は、部下やチームメンバーとの関係を悪化させ、信頼を損なう原因になります。
今回は、どこまでも上から目線の人が持つ特徴を5つ挙げ、
それがどのように職場に影響を与えるのか、そして改善のヒントを考えてみたいと思います。
(1) 言葉が一方通行
典型的な特徴の一つが「聞いているようで聞いていない」コミュニケーションです。
一見、相手の意見を聞く姿勢を見せていますが、実際には自分の考えを押し通す準備が整っています。
例えば、会議で部下が新しいアイデアを提案したとき、「なるほど、それは面白いね。でも…」と前置きをした後、自分の結論を主張する。すでに、話を聞きながら反論が組み立てられているようですね。
このような対応を受けた部下は、次第に提案する意欲を失います。
改善のヒント: 相手の意見を「否定せず受け止める」練習。
全てにおいて、バックトラッキングをする。
それともう一つ、これもとても大事!
逆接の接続詞を使わず順接句を使う。
・そして
・その上で
・さらに
・と、共に
というように。
(2)自分の成功体験に固執する
「昔、自分はこうやって成功した」という話を繰り返すリーダーも、目線が固定されている傾向が見られます。成功体験は重要ですが、それが常に正しいとは限りません。特に時代や状況が変わっている中で、過去の成功にこだわることは、柔軟性を欠く原因になります。10年前にうまく行ったことが、今うまくいくとは限らないのです。
例えば、「私が若い頃は努力でカバーした」という発言。このような考え方では、今の部下が抱える課題や環境を見落としてしまうこともあるでしょう。
改善のヒント: 今を生きる。
過去の経験を伝える際は、「この方法がこの状況で役立ったけど、今の環境ではどう”応用できる”だろう?」というように「今は?」の視点を入れると柔軟性を持たせることもできると思います。
過去の体験を教訓として共有し、発展させる、という未来志向です。
(3)表面的な感謝で終わる
部下の悩みや意見に対して、優しく反論をする、そして自分の意見を言う。部下が渋々「はい」というと「(わかってくれて)ありがとう」と言う。
これでは、「聞いてもらえた」という感情を持つのは難しいのではないでしょうか。たとえ、優しく語っても、一見、理路整然としていても。一見、と言うのは、相手の悩みや意見を「一度、受けとめる」と言うことができないケースでは、詭弁を使って相手の悩みや意見をつぶす場面があったりします。それを想定して「一見」と書いてみました。(自分に苦い経験があるからといって・・・^^;)
例えば、「そうだね、大変だよね。でもさ…」と、共感したように見せかけながら結論を急ぐケースも、「結局、分かってもらえないんだ」と感じてしまいます。
改善のヒント: 相手が話している時間は、聞くことにコミットする。
相手が話している間に、話の問題点を処理し自分の意見を整える時間に使っているかもしれません。
聴く時は徹底して聞く。課題達成に邁進しているとできなくなりがちなので、強く意識するというのもありだな、と思います。
(4)細かすぎる指示と管理
すべてを自分の基準でコントロールしようとする人も、上から目線の典型です。部下に細かすぎる指示を出し、自由な裁量を与えないリーダーは、部下の成長を阻む原因になります。
例えば、部下の業務に対して、細部に至るまで自分のやり方をするように指示する発言。
部下の主体性を削ぎ、萎縮させてしまうこともあります。
改善のヒント: 指示を出す際は、目的を明確にする。
具体的な方法まで指示する、といっても一概にNGというわけではないと思います。細部にまで共通作業を徹底しなければならない業務もあります。大事なのは、目的やその意義を共有できるかどうかです。
やり方だけを説明しても、わからなかったり納得ができなければ、その指示に従えなくなることも多々あります。
(5)フィードバックが一方向的
フィードバックが一方的であることも上から目線の表れ、だと思っています。
というか、フィードバックをもらうときに最も「上から目線かどうか」がわかるのではないか、とさえ個人的に考えることがあるほどです。
例えば、取引先の士業の人から「よくわかりましたね、わかるってことがすごいですよ」と言われ、違和感満載でもわっとしたことがあります。相手は私を褒めたのでしょうが、対等な立場なはずなのに上から目線で評価されたと受け取ってしまいました。
表現の仕方で、受け手の印象もずいぶん違ってきますね。。。。
改善のヒント: フィードバックを「アイメッセージ」で伝えてみてはどうでしょう。
あなたはすごいよ、ではなくて
私は、あなたの〜〜についてすごいな、と思いました。
というように。
伝えたいことは同じでも、受け手の印象は違ってくると思います。特に、対等な立場の相手には、あなたはメッセージでは伝えない、ことをお勧めしたいです。
リーダーシップは「共に歩む姿勢」
上から目線の態度は、リーダー自身に悪意がなくても、周囲は敏感に感じ取るものです。
受け取り側の気持ちを慮って、小さな改善を重ねることで、信頼関係を築くことはできると思います。
ですからやはり、まずは自己理解ですね。
自分の言動を振り返って、改善を加えてみる。
リーダーシップは「共に歩む姿勢」が重要だと思います。
そうすることで、チーム全体がより良い方向へ進む力を得られるはずだと思うのです。
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