
新しい肩書きをもらったとき、あなたはどんな気持ちでしたか?
「リーダー任命、おめでとう!」
そう言われても、内心は「本当に自分でいいのかな…」と不安でいっぱい。
特に経験が浅い若手リーダーにとって、“リーダーシップ”という言葉は時にプレッシャーそのものです。
向いてないのにやらされてる? ・・・あるある話です
「正直、向いてない気がするんですけど…」
そんな相談を受けることは少なくありません。実はこれ、かなり“あるある”な悩みです。
特に、「なんとなく選ばれた」「リーダーになる準備も心構えもないのに…」というケースでは、自信を持つどころか「役に立ててない気がする」と自己評価が下がってしまうことも。
ただ、これは見方を変えると、あなたに「責任感がある」という証なのではないでしょうか。
ちゃんと役割を果たしたいと思っているからこその悩みなのでは。
上司と“同じレベル”を求められてしまう葛藤
若手リーダーが悩むもうひとつの原因は、上司との関係性。
「自分が若い頃はこれくらいできた」と言われたり、「もっとしっかりやって」と漠然とした期待をかけられたり。
「そんなレベル、今の自分には無理です!」と思っても、なかなか言い返せないのが現実です。
この場合、必要なのは“期待の調整”。
すなわち、自分の強みや限界を伝え、上司とすり合わせていくことが、プレッシャーを軽減するというものです。
看護の現場から学ぶ、リアルな苦労と成長
たとえば看護の現場では、若手看護師がリーダーになることも多いですが、そこでの課題は非常にリアルです。
患者さんの命を預かる現場で、専門知識も経験もまだまだ…そんな中、チームの調整役として立ち回るのは並大抵のことではありません。けれど、実は、この時期に「周囲との連携」や「相談する力」が磨かれていきます。
この時期に、無理をして“なんでも一人でやる”ことはお勧めできません。
「頼る力」こそ発揮していただきたいスキルです。
若手リーダーに必要なのは“理解されること”
若手リーダーがすべて完璧にこなせるわけがありません。(若手リーダーに限らず、どの役職でも着任当初はぎこちないものです)
だからこそ、周囲にサポートを求める。「これは苦手」「ここは助けてほしい」と言えること。そしてその環境があることで、リーダーシップは自然と身についていきます。上司や先輩、同僚も、若手リーダーが「どんなことに困っているか」「どこでつまずいているか」を理解し、適切にサポートすることが大切です。
「私、向いてないかも」と感じているあなた。その“違和感”を無視しないでください。それは、真剣にチームを思っている証。
今のあなたに必要なのは、“できるリーダー”を演じることではなく、“助けを借りながら、少しずつ進んでいく”ことではないでしょうか。
次回は、先述の「看護」をキーワードにして、実践的なリーダーシップが試される「看護の現場」に焦点を当てて、リーダーについて考えてみようと思います。
