
「人が育たない」「チームが定着しない」そんな悩みを抱える職場は、決して少なくありません。
さて、このお悩み。実は、“人”に原因があるのではなく、“育て方”や“環境”に問題がある場合が多いのをご存じでしょうか?持続可能なチームづくりの鍵は、リーダーがどれだけ育成と職場環境の改善に本気で向き合えるかにかかっている。私はこれまでの支援の経験を通して、そう確信しています。
リーダーシップは“経験”で磨かれる
「リーダーなんて、才能がある人しかできないでしょ?」
ーいいえ。そうではありませんー
リーダーシップは“経験”によって磨かれるスキルです。スキルとは技術。技術である以上、誰もがトレーニングによってスキルアップできます。育成プログラムやOJT、ロールプレイングなどを通じて、少しずつ力をつけていくことが可能です。そして、「思ったようにいかなかった経験」も、非常に貴重な学びになります。
成功体験だけでなく、うまくいかなかったことから得られる知見こそ、次世代リーダーの糧になるのです。
成長の場を「チームで」つくる
リーダーの育成は、個人任せでは絶対にうまくいきません(断言〜!)。チーム全体で「教え合い」「学び合う」文化をつくることが、育成を加速させます。
たとえば、定期的な勉強会やワークショップを通じて学びを共有したり、
気づきをチャットやノートに記録して振り返りの材料としたりするのも効果的です。
さらに、外部リソースの活用も有効です。
研修や講座、外部講師によるセミナーなどから得られる新しい視点は、チームの成長に大きな刺激を与えます。
フィードバックは「育てる言葉」
育成に欠かせないのが、定期的なフィードバックです。
「ここが良かったよ」「こうするともっと良くなるかもね」
そんな何気ない声かけ一つで、メンバーはぐっと変わります。
ポイントは、“上から目線”にならないこと。フィードバックは評価ではなく、“共に成長するための対話”として届けましょう。このとき、1to1の場を活用すれば、より深い信頼関係が築かれやすくなります。
心理的安全性がチームの原動力
育成の土台となるのが、「心理的安全性」です。
メンバーが「失敗しても大丈夫」「本音を言っても受け入れてもらえる」と感じられる環境があるかどうかで、チームの成長スピードや生産性は大きく変わります。
リーダー自身が、“経験することを恐れない姿勢”を見せることも大切です。「これ、ちょっと試してみたけどダメだった〜!」と笑い合える職場は、強いのです。
問題は“共有”することで解決が始まる
職場では、誰かが“問題を抱えたまま”になってしまうケースも少なくありません。ですが、その状態を放置してしまうと、ストレスが蓄積し、チームのパフォーマンスは確実に低下します。
問題が起きたときには、「早めに相談してくれてありがとう」と伝えられる雰囲気を作ること。
それが、信頼の循環を生み、安心して働けるチームづくりの第一歩になります。育成とは、“誰かを変える”ことではなく、“共に変わっていく”こと。そして環境整備とは、“管理する”ことではなく、“整える”こと。その視点を持つだけで、チームはもっと柔らかく、たくましく、育っていく!私自身も、たくさんの現場を支援してきた中で、そう教えられてきたように思います。
今週は、「リーダーの育成」という大きなテーマでコラムを書いてきました。
いかがだったでしょうか?
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